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登場=前田慶次・長曾我部元親・竹中半兵衛・夢吉

キオクのカケラ

 人々が寒そうに、けれど楽しそうな顔をして行き交うのを、人の喜びが伝線したような顔をして歩いている男が居た。
 肩に小猿を乗せた男はがっしりとした体躯をし、派手な成りをしている。豊かな髪を高く結い上げているので、跳ねるように男が歩くたびに、しっぽのようにそれが揺れた。
 まるで何かの飾りのような大刀を背負って歩く姿は、大道芸人のようにも見える。髪飾りの羽が示すように、彼は大きな体躯に似合わぬ軽やかさで人ごみをすり抜け、新春の喜びに満ち溢れた人々の間を進んでいた。
 特に目的があって来たわけでは無い。正月も落ち着いた頃に、家に戻る時に手土産になるようなものが見つかればという程度の感覚で、店が並ぶ賑やかな界隈を進んでいた。
 その男の名前は、前田慶次と言った。
 戦国の世にありながら、武門の出でありながら、戦を嫌い民の中に交じることを好む彼が特に目的も無く歩くのは、正月の喜びにほっこりと温まる人々の様子で、心を温めるためであった。
「みんな、うれしそうだなぁ。夢吉」
「キッキィ」
 肩の小猿に話しかければ、夢吉も嬉しそうに声を弾ませる。それに満足そうな目を向けた慶次の足が止まった。
「キィ?」
 首をかしげた夢吉が、慶次の視線を追う。店と店の合間に、頬被りをした人間が居た。瞬き、夢吉が慶次を見上げる。慶次の眉間にはしわがより、凍えを堪えているようだった。
「キ――」
 そっと、心配そうに夢吉が慶次の頬に手を添える。それに笑みを取り戻した慶次が、なんでもないよとつぶやいた。けれどすぐに目は、元の場所に戻る。夢吉がもう一度そちらに顔を向け直した頃には、先ほどの人影は無くなっていた。
 暗く表情を沈める慶次を気遣うように見上げても、逆に心配をしていることに気遣われると夢吉は知っている。先ほどの人影に何を感じたのかを問いたいが、夢吉は人の言葉を扱えなかった。
 誰か、かわりに問うてくれる人がいればと望む夢吉の心中の声が届いたかのように
「おっ! 慶次じゃねぇか!」
 陽気な声がかかり、白髪の若い男が片手を上げて歩み寄ってきた。
「ああ、元親」
 今度こそ本当に眉間のしわを広げて笑んだ慶次に、夢吉もほっとして気安い顔をしている男――長曾我部元親に片手を上げて挨拶をした。
「夢吉も、元気そうだなぁ。明けましておめでとさん」
「キッ!」
「明けましておめでとう。西海の鬼と、逢坂で会うなんてなぁ」
「正月の祝いにゃあ、真っ赤な鯛が必要だろう。他にも、いろいろと海のモンが必要だからよ。野郎どもと一緒に捕らえたモンを、配って回っていたんだよ」
 なるほど、と慶次が頷く。天下分け目の合戦が、一応の終幕を迎え徳川の天下となったが、戦禍が治まったわけでは無い。貧しいもの達は正月の餅すら買えない状況であることを、四国を統べる元親も慶次も承知していた。
「正月早々、鬼からのほどこしがあるなんて、みんなビックリしたんじゃないかい」
「はっは! 飢えた奴らにとっちゃあ、神も鬼も同じことよ」
「違いない」
 美丈夫な慶次と比べても、見劣りの無いみっしりと逞しい体躯をしている元親は、西海の鬼と呼ばれ本人もそれを気に入り呼称として使っている。西海にはびこる海賊たちを次々に打ち倒しまとめあげた手腕と、彼らを力づくで支配しているのではなく、彼らに認められ慕われている元親の気風は、慶次の好む所だった。
「どうでぇ、慶次」
 猪口を抓んでくいと傾ける仕草の元親に、慶次と夢吉は喜んでと答えた。
 そうして入った店は、すでに陽気な男たちで埋め尽くされていた。
 元親と慶次の体躯にぎょっとして、酔いがさめたような顔になった客や笑顔を固めた店員たちは、二人の笑みが人懐こい子どものようであるのに警戒を解き、元通りに楽しみだし、店員は二階の座敷へと二人を案内した。
「ごゆっくり、お過ごしくださいませ」
 女中が挨拶をして、襖が閉められる。窓からは楽しげな声が、廊下からは浮かれた声が部屋の中へと流れてくるのに、慶次は少しさみしげな笑みを浮かべた。
「まだ、終わったばかりだからな」
 その笑みの意味を察した元親が声をかけ、こくりと慶次が頭を動かす。二人の体躯と得物を見て、争いの記憶を店の中に居た者たちが蘇らせたことを、慶次は気にしていたのだ。
「食いっぱぐれることになった浪人どもが、賊となって暴れまわるのを、止めなきゃならねぇ。今年は、そういう年になるだろうぜ」
「まだまだ、みんなが笑って暮らせる世の中になる日は、遠いのかねぇ」
「一朝一夕で出来るようなら、誰も苦労なんざ、しやしねぇさ。しっかりと時間をかけて地盤を固めておかねぇと、もろい大地じゃ家も建たねぇ。船だって、しっかりと基礎を作っておかなきゃ、どんなに外見が立派でも、あっという間に波にのまれて沈んじまう。――家康は、見てくれだけの天下泰平を作りたがらないだろうぜ」
 徳川家康という男の気質を、元親は強く深く知っていた。その元親の言葉に、慶次は頷きぎこちない笑みを深める。そこに、お待たせしましたと熱燗と肴が運ばれ、二人はそれぞれの猪口に酒を注ぎ軽く持ち上げて飲み干した。
「はぁ」
「キッキ」
 夢吉が、慶次の肩から下りて肴を見つめ、貝の煮付を手にして食べ始める。それに目じりを柔らかくする慶次に、元親が銚子を差し出した。
「鬼の酒を、ぞんぶんに飲ませてやるよ」
「あはは。どうせ酔わせてもらうなら、綺麗な女の人がいいなぁ」
「贅沢言うな」
「キッ」
「おっ。夢吉も、鬼の酒が呑みてぇのか? だが、アンタはナリがちいせぇからな。鬼の淹れる茶で、がまんしてくれ」
「キィイッ、キィ」
 歯を見せて優しげに笑う彼が、家康の名を親しげに口にできるまでの葛藤を、直接は見ていないが察することが出来はしないかと慶次は考える。
 策略に呑まれ、家康を恨み敵となり討伐をしようとした元親。かつての友を憎んで切っ先を向けた、心優しい海の鬼。子ども同士の喧嘩では無いのだ。領土を持ち兵士を動かす立場の男が、刃を向ける。それは周囲にどれほどの影響を与え、どれほどの亀裂を生み、溝を作ったのだろうか。
「なぁ、元親」
「うん?」
「家康とは、会ったのか?」
「あ? ――ああ」
 慶次が何故そのような事を問うてきたのかと聞く前に、彼の表情でそれを察した。
「会ったぜ。年の暮れにな。新年になったら、酒を呑もうってぇ約束もしている。いつになるかは、決まってねぇがな。なんせ、アイツは多忙だからよ」
 天下人となって初めて迎えた正月は、さまざまなことに追われて忙しいだろう。家康と自分との関係は、慶次が泣き出しそうに眉を下げる必要などないほどに回復をしていると、元親は気遣いと本音を交えた。
「そっか――なら、良かった。毛利の兄さんとも酒を呑むのかい」
「毛利とは……どうだろうな。アイツはなんだかんだで格式だの形式だのってぇのに囲まれて、忙しいんじゃねぇかな。まぁでも、誘いの手紙でも出してみるか。ダチなんて、いなさそうだしよォ」
 そう言って悪童のような顔をして歯を剥きだす元親に、慶次は少し首を傾けて微笑んだ。
「で、どうしたんだよ」
「――え?」
「なんか、あったんだろ」
 猪口を傾けた元親が、手を叩いて女中を呼び追加を注文した。
「言いづれぇことなら、口が軽くなるまで呑めばいい。それでも言えないようなことなら、酔っぱらって気を紛らわせな」
「……元親」
「遠慮なんて、水臭ぇことはしてくれるなよ」
 うつむいた慶次が、元親の気遣いを咀嚼するように口の端を緩める。
「ありがとう――さっき、ちょっと気になることがあったんだ」
「気になる事? ――ああ、ありがとよ」
 言いかけた慶次が、女中の足音で口をつぐみ元親が追加を受けとり女中に礼を言う。再び襖が閉じられて、慶次は目の奥に痛みを湛えて元親を見つめた。
「半兵衛が、居たんだ」
「半兵衛って、竹中半兵衛か」
 こくりと慶次が頷き、元親が身をこわばらせる。
 竹中半兵衛――天下を掌握しようとしていた織田信長が、思わぬ裏切りにあい夢を奪われ、その後に頭角を現し、力を示した豊臣秀吉。その軍師として名の知れた、死んだはずの男――竹中半兵衛。その姿を見たと聞けば、その軍略をわずかでも見知ったことのある武将ならば、生存の可能性に緊張をして当然だ。だが、元親はそれだけでなく秀吉が慶次と友であったことを知っており、半兵衛とも交友のあったことを知っていた。そのことが彼をこわばらせていた。
 止めようとして止めきれずに失った友のことを、その友によって愛おしい人を亡くした日のことを、慶次は消化しきれぬまま抱え続けている。
 天下からすれば、半兵衛が生きていることは脅威として捉えるが、友として元親が慶次の心根に触れる時、半兵衛の生存は――――。
「見間違いかもしれない。店と店の間だったし、顔が布に覆われていたから、似たような背格好の誰かを半兵衛だと思ってしまったんだと……思う」
 最後は、そうであろうと無理やりに自分を納得させているように、聞こえた。
「慶次」
 吐息と共に名を呼びながら、元親は銚子を傾ける。
「しばらく、このあたりに留まってろよ。家に戻らなきゃならねェ用事もあるだろうが……そうだな。七日ばかり待っちゃあくれねぇか」
「――え?」
「悪いようには、しねぇからよ」
 思案しながらの元親の言葉に、慶次は猪口を覗き込み、残りの酒を天を仰ぐように飲み干した。

 それから三日の後に、近くの旅籠に泊まっていた慶次の元へ、元親からの使いだという男がやってきた。
「兄貴から、慶次さんを案内するように言われてるんで」
 どこに何の為にか言わずに、ただ元親に案内をしろと言われただけだと、男は言う。腰を上げた慶次は、宿の勘定を済ませて少ない荷物をまとめ、男の後ろについて行った。
 男が進む先には、葦の繁る川べりの、ほんのりと潮の香りの混じる集落があった。町から外れたその場所は、どこかから流れて来た者たちが身を寄せ合い、けれど深くかかわりあうことなく過ごしているらしい。
「ここにも、正月の餅や魚を届けに来たんでさ」
 慶次の身なりの良さと派手さは、この場所には不釣り合いすぎて人目に付きすぎる。興味津々という視線が、あちらこちらから投げられ慶次にまとわりついた。蜘蛛の巣のように絡み付くそれらを気にするふうも無く、男も慶次も先に進み、板を組み合わせてようやっと家の形に整えられた小屋の前に立った。
 隙間風が吹きすさびそうだと、一見してわかるボロ家の扉を、慶次は緊張の面持ちで眺める。その手に、そっと男が巾着を握らせた。
「兄貴からの、餞別です」
 それじゃあと去っていく男に礼を言い、元親によろしくと伝言を預けて、再び慶次は扉を睨み据えた。深く二度、深呼吸をして気合を入れてから手を伸ばし、扉に手をかける。がたがたと音をさせて扉を開き、中を覗きながら声をかけるために息を吸い、音を出さずに吐き出した。
 扉の先には、誰の姿も無い。
 筵が敷かれ、ぼろぼろの着物がかけられている。けれどそこには人が眠っているようなふくらみはなく、首をめぐらさなくとも見渡せる狭い内部には、人の気配などみじんもなかった。
「――なんだ」
 ほっと息を吐き出して、気を抜いた慶次が手の中にある巾着を持ち上げ、中を確認する。銀の粒と、小さな巾着があった。小さな巾着を取り出そうとした慶次の背後に、人の気配が立ち上るように現れて、慶次はゆっくりと振り向く。
 そこには、まごうことなき竹中半兵衛の姿があった。
「……――――半兵衛」
「人の家に用がある時は、いきなり扉を開けるのではなく、ひと声かけてからにしてもらいたいものだね」
 もともと痩身で色白ではあったが、目の前にいる半兵衛は慶次が最後に見た時よりもずっと、青白く細くなっているように見えた。
「――っ」
 声を掛けようとし、言葉が出てこず顔を歪める慶次を一瞥した半兵衛は、するりと脇をすり抜けて家の中へ入った。
「用があるんだろ。入って、扉を閉めてくれないか。これでも、扉を閉めればいくらかは、温かいんだ」
「え。あ、ああ――」
 中に入り、扉を閉める。心配そうな夢吉が二人を見つめる姿に、半兵衛は唇だけで笑ってみせた。
「ようこそ我が家へ、と言いたいところだけれど、もてなしが出来るようには見えないだろう。適当に座ってくれないか。火を熾して暖を取ることぐらいは、させてあげるよ」
「お邪魔します」
「キッキィ」
 草履を脱ぎ、囲炉裏の傍に寄る。燃え残った炭に向かって火打石を打ち付け、炭火を熾す。そこに脇に置いてあった炭を足す半兵衛の白い顔を、慶次は言葉を探しながら見つめた。
「この炭は、施し好きな鬼がくれた魚を売って手に入れたんだ。僕には、こちらのほうが必要だったからね。――――秀吉の最後を、噂で聞いたよ。三成君のことも、ね。けれど僕が出ていく必要は、もうどこにもなかった。秀吉が居なければ、軍師として働く意味など無いのだから」
 黒い炭が赤く染まり、半兵衛は木端をくべて炎を生みだす。
「……胸の、病なんだ」
 ぽつ、と半兵衛が言って、慶次がはっと息をのむ。
「最後まで、秀吉の傍に居られなかった。意識を失い、気が付けば秀吉は家康君に倒された後だったよ。秀吉が居ない世で、どうして僕だけが生きながらえているのか……どうして、病を抱えたまま生き続けているのかが、わからなかった。ご丁寧に僕を介抱しようとした男が居てね、そのせいで僕は死に損ない、秀吉のいない世界を、今もこうして生きている」
「――その、人は?」
 得体のしれぬものでねばつく口を開き、慶次が何とか音を出す。その声は、かさかさに渇き割れていた。
「天下を家康君が掌握しただろう。僕をかくまっていては、安心して生活などできないはずだ。そっと抜け出して流れてみれば、この逢坂には秀吉のかけらがあちらこちらに散らばっている。そんな遺物がこうして僕の家を作り、生きながらえさせている」
 唇を噛んで、慶次は家を見回した。壁の隙間には葦が詰め込まれ、見た目よりもずっと隙間風は入ってこない。天井も、雨漏りの跡は見受けられなかった。
「僕は、今でも秀吉に生かされているんだ」
 わずかの表情の揺らぎもないまま、半兵衛は今に至るまでの自分を語り、火を見つめていた目を上げた。
「聞きたかったことは、これで全部かい?」
 慶次の喉仏が上下する。
「病状は――」
「さあ。医者にかかってはいないし、僕は医者じゃないからね」
 凪いだ半兵衛の姿は、この世のものではないように、慶次の目には映った。
「医者に――」
「かかろうにも、持ち合わせは無いよ。――ああ、君から施しを受けるつもりは無いからね」
 慶次が握りしめた巾着を持ち上げ、口を開く前に半兵衛は止めようとした。
「これは、俺からじゃない。元親からだよ。それなら、かまわないだろう」
 ずいと差し出された巾着には、長曾我部の家紋が縫い取られている。硬い表情で願うように見つめてくる慶次に、あきれたように息を吐いて手を伸ばした半兵衛は、巾着の中身を確認した。
「銀、と――これは、薬だね。…………なるほど。西海の鬼はとても耳がいいらしい。まぁ、海も近いことだし、縄張りと言えば、縄張りなのかもしれないね。ありがたく、受け取っておくよ」
 言いながら立ち上がった半兵衛が、扉を指さした。
「用件は、もう終わっただろう。さあ、帰ってくれ。あまりしゃべり続けると、辛いんだ」
「……半兵衛」
「情けない声で呼ばないでくれないか? 袂を分かった相手に、甘い顔が出来るほど僕はお人よしじゃないんだよ」
 上げていた手をおろし、慶次を見下ろす半兵衛の表情からは、何の感情も見受けられない。
「半兵衛」
 ふらりと、慶次は立ちあがった。その目は、強い意志を湛えて光っている。さっきまでの不安そうな気配は、微塵も無かった。
「さっき、秀吉に生かされているって、言ったよな」
「それが、どうかしたかい」
「秀吉のかけらが、あっちこっちに散らばっているって、言ったよな」
「……――何が言いたいのか、簡潔にまとめてくれないかな」
 きゅっと唇を結んだ慶次は、二歩で半兵衛の前に立ち両肩を強く掴んで顔を覗き込んだ。
「生きてくれ、半兵衛!」
 その声の強さに、瞳の重さに、半兵衛の目が見開かれる。
「秀吉のかけらが、世の中にはたくさんあるんだ。アイツが残したものが、あっちこっちに散らばってる。秀吉が居ない世の中なんかじゃない! 秀吉は、居るんだよ半兵衛……この世界に、秀吉は残っているんだ。だから、それを無くさないために……それを世の中から失くさないために、生きてくれよ――半兵衛」
 哀願に、ゆっくりと半兵衛の中の驚きが落ち着き、慶次の想いが沈んでいく。
「まったく、君という男は――ぐ、ごふっ……」
「半兵衛!」
 口を押え、咳込む半兵衛の体が折れる。それを抱きかかえた慶次の腕にかかった体の重みは、見た目よりもずっと細く頼りなかった。
「半兵衛、半兵衛――」
「っ、は、ぁ……大丈夫――そんな、子どものような泣き顔を……ぐっ、しないでくれないか――――まったく、情けない。だから僕は、君の事が嫌い……なん、だ――――」
 半兵衛の言葉が途切れ、瞼が下りて腕に支える重さが深まる。
「半兵衛! 半兵衛ッ!」
 青白い肌は血の気が失せているが、彼の体は十分に温かかった。
「すぐに、医者に連れて行くからな」
 子どものように軽い体を抱き上げ、足で乱暴に灰をかけて火を消した慶次は、床に落ちていた着物で半兵衛を包み、街に向かって駆けだした。
「どいたどいたぁああ!」
 友を、再び失わないために――友の記憶を、わずかでも多く生かし続けるために。
 慶次と半兵衛の胸の間で、夢吉が祈るように、二つの心を繋げようと双方の着物をしっかりと掴んでいた。

2013/01/04



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