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アナドル? 元親

 部下らが大型のカラクリを組み立てていく肯定を、設計図を手に上から眺めている長曾我部元親のたくましい肩を、ぽんと軽く叩いた手があった。
「よっ、元親」
 首を向ければ、豊かな髪を高く結い上げた前田慶次と、その肩に小猿の夢吉の姿があった。
「おう。久しぶりだなぁ!」
 笑みを浮かべた元親が、眺めていた設計図を丸めて慶次の肩を叩き、夢吉の顎をくすぐる。
「キキッ」
「呼んでも、返事をしないからさ」
「ああ。作業をしている音が、デケェからな」
「相変わらず、カラクリ好きだねぇ」
「南蛮渡来の新しい歯車の図式を、手に入れたんでな」
「ふうん。……最近は平和だから、体をなまらせているんじゃないかと思っていたけど、相変わらずだなぁ」
「鬼が、たるんだ体になるわきゃ、ねえだろ。海にも出るし、俺も作業をすることもあるから……な」
 手を伸ばしてきた慶次が、元親のわき腹を撫でて胸に触れ、色づきを指の腹でクルリと撫でる。一瞬、言葉を呑んだ元親に、慶次の目がきらりとイタズラに光った。
「元親! ああ、慶次も来ていたのか」
 そこに新たな声がかかり、人好きのする笑みを浮かべた徳川家康が現れた。
「あれ。家康も来てたのか」
「ああ。今、到着したところだ。――あれが、新しく作っている水陸両用のカラクリか」
 ちら、と家康の目が元親の胸乳に触れている慶次の手を見る。その指が、胸の実の周囲をクルクルと撫でているのに目を細め、傍に来た家康は元親の細袴の隙間から手を入れて、下帯ごと牡を握りしめ扱き始めた。
「っ、家康……ふ、くっ」
 驚いた元親が止めようと手を伸ばすと、目を細めた慶次が胸乳の実をつまんで捻る。息を飲んだ元親を挟んで、二人は言葉を交わした。
「水陸両用のカラクリって、なんで家康は知っているんだ?」
「材料の不足と荷運びを手伝ったときにな」
「そうなんだ」
「んっ、く……オメェら、ふ」
 元親の白い肌に朱が指し始め、太ももがわななきはじめる。慶次の指に遊ばれる実は硬く凝り、家康の手の内にある牡は下帯にシミをつくりはじめた。
「兄貴! 歯車のかみ合わせのコトなんスけど」
 そこに、部下の一人が図面を持ってやってくる。元親に勝るとも劣らない体躯の二人が、わずかに動いて元親に触れている手を隠した。
「家康さん、慶次さん」
 ぺこりと頭を下げた部下に、二人が軽い挨拶を返す。にっこりとした部下が元親を見て
「あれ。兄貴なんか、顔が赤く無いスか」
「っ、気のせいだ。で、なんでぇ。歯車のかみ合わせって」
「あ。十弐番の歯車が、どうにも巧くはまらねぇんでさ」
 二人の指に弄ばれながら、なんとか息を乱さぬようにと気合を入れて、元親は図面を開いて確認する。
「どう、巧くはまらねぇんだ」
「足の横木の太さと、歯車の強度を考えた通し穴の太さが、合わないんスよ」
「っ――」
 ぐり、と家康の爪が元親の牡の先を抉る。息を飲んだ元親に、慶次も胸の実を捻った。
「ふっ、ん……」
「兄貴?」
「ああ、いや……そう、だな」
 ひょい、と図面を家康が覗き込む。
「はめ込む部分だけ、細くは出来ないのか? 歯車を半分にして」
 言いながら、家康は元親の細袴の中の指で輪を作り
「ガッチリとその括れにかませれると、強度は問題になるのか? 元親」
 ぐ、と牡先の括れを指の輪で締め上げる家康の問いに、ぶるると元親は体を震わせた。
「っ――や、その方法は、アリかもしんねぇ……それで、やってみてくれ」
「わかりやしたっ! おふたりとも、ゆっくりしてってくださいね」
 頭を下げた部下が、かけ戻っていく。その姿を、ほっと眺めた元親の牡を、家康が激しく扱き始め慶次が中心をすり潰すように胸の実をこねた。
「んふっ、んっ、ぁ、く……」
「これだけ、大きな音が響いているのなら、少々声が漏れても聞こえないんじゃないか」
「仲間の作業を眺めながら、こうして乱されるというのは、興奮するらしいな元親。下帯が、もうグショグショだ」
「見られるかもしれないって、ドキドキしてるんだろ。心臓が、ばくばくしてる」
 もう片手を元親の胸に添えた慶次が、するりと肌を撫でてもう片方の震える尖りをつまんだ。
「ひっ、んっ、んんっ……はっ、ぁ、も、もぉ、ぁやめっ……ふっ、こんな、トコで」
「なら、元親の部屋へ行こうか」
「だが、このままでは歩けないだろう。ここで――みなの作業を見ながら、一回出しておいたほうがいい」
 元親の目が、作業をしている部下らを映す。ぞくぞくと背筋を震わせた元親に、慶次と家康は唇を舐めて手淫を強めた。
「んっ、ふ……ぁ、そんなっ、ぁ、したら……くっ、くぅ……んっ、は、っ――〜〜〜〜っ!」
 どくん、と腰を震わせた元親が下帯の中に放つ。奥歯を食いしばり、目じりに涙をためて絶頂を迎えた元親の腰を左右から抱いた家康と慶次が
「それじゃあ、部屋に行こうか」
 元親を運ぶように、歩き出した。

 部屋に入れば、元親は下帯だけの姿にされて、仰向けに四肢で体を支え足を開き、二人に下肢を見せ付けるような格好をするように、求められた。
「下帯が、ぐしゃぐしゃだな元親」
「これじゃあ、気持ちが悪いだろう」
 家康の手が伸びて、元親の下帯を取る。ぶるんとたくましい牡が見えて、ほうっと感心するように二人が息を吐いた。
「いけないなぁ、元親。みんなが一生懸命作業をしている最中に、こんなにチ○ポをはしたなくさせて」
「そっ、それはオメェらが弄るから」
「止めなかっただろ」
「っ、喋ったら、声が出ちまいそうだったから……」
「言い訳は、見苦しいぞ元親。こんなはしたない体の鬼には、おしおきが必要だな」
「お、おしおき」
 元親が、怯えと期待を浮かべて体を震わせる。
「四つんばいになって、こっちに尻を向けなよ元親」
「どうするつもりだ、慶次」
「いいからいいから」
 問う家康に、慶次がにっこりとする。
「ほら、元親。早く這って。うんと、気持ちよくしてやるからさ」
 ぴん、と慶次が元親の牡の先を指ではじき、ぶるっと震えた元親が浮かせていた尻を床に落とす。そうして真っ赤になりながら、二人に尻を突き出すように這った。
「こ、これでいいいのかよ」
「そうそう。家康、ちょっと元親の尻を広げて、菊座を見やすくしてくれないか」
「ん? ああ」
「っ――ううっ」
 家康の手が、ひきしまった元親の尻に触れて左右に広げる。秘孔が二人の目に晒され、元親が羞恥にうなった。
「まだ何もしていないのに、ヒクヒクさせてる。元親は、いやらしいなぁ」
 楽しげな慶次が、家康から濡れた元親の下帯を受け取り、濡れた箇所を秘孔にねじりこみ始めた。
「っあ、あ、何っ、ぁ」
「ん? 自分で出したものだから、元親のナカに返すんだよ」
「ふっ、ぁ、そんっ……っはふ」
 ぐいぐいと、自分の下帯を押し込められる元親の牡が震えて先走りをこぼし始める。それを、首をかしげて夢吉が眺め、手を伸ばして先端をペチペチと叩いた。
「は、ぁあっ」
「よいしょ、よいしょっと」
「ひっ、ぁ、ねじるっ、な、ぁあ」
「ねじらないと、入らないだろ」
 慶次がグイグイと下帯を入れ終えると
「ふう。出来た」
 元親の尻から、下帯の尾が生えているようになった。
「まるで、犬か猫みたいだな」
 家康の声に
「じゃあ、そんなふうに可愛がろうか」
 慶次が元親の尻を叩いた。
「はひっ」
「元親。犬や猫が、飼い主に甘えるときみたいな格好、してくれよ」
「そんなんっ、わかんねぇよ」
「知っているだろう。あおむけになって、手足を広げればいいんだ。ほら、元親」
「ううっ」
 家康に促され、元親が仰向けになり手足を折り曲げて広げる。
「そうそう。えらいぞ、元親」
「うん。愛らしいな」
 二人が両手で元親の腹をなで、胸筋を揉み、乳首をこねながら内腿を擽る。
「ふはっ、ぁ、あはっ、ぁ、ああぅ」
 淡い刺激に元親が肌を振るわせるのに、二人は目を細めた。
「心地いいんだな、元親」
「チ○ポが、ぶるぶるしているぞ」
「でも、両手は塞がっているしなぁ」
「口があるだろ」
「あ、そっか」
 胸を弄り、内腿を撫でながら左右から舌を伸ばし元親の牡を舐め揚げる。括れに吸い付き、根元に軽く歯を立て、蜜口を舌先で擽れば、元親が腰を揺らした。
「はっ、ぁ、あは、ああうっ……そんっ、ぁ、それっ、ぁ、あっ、足りねぇ……っは、ぁ、もっと、ぁあ、吸って……擦ってくれよォ」
 もじもじする元親に、仕方がないなぁと異口同音に二人が呟き、横から牡に噛み付いてそれぞれが半分を、唇で扱き始める。
「ひっ、は、ぁあんっ、ぁ、はっ、はふぅうっ、き、もちぃ……っ、ぁ、ああ」
「ふふ……いっぱい蜜をあふれさせて…………こんなにやらしい体を、俺らが来るまでどうやってたんだ、元親」
「自分で、慰めていたのか? それとも、ワシら以外にも、こういう相手が居るのか? だとしたら、妬けるな」
 かぷ、と家康が軽く歯を立てて
「っは、ぁっ、はぁああああっ」
 元親が果てた.
「わっ……ああ、もう。元親……顔にかかっちゃっただろ」
 言いながら、慶次が元親の頭に移動して顎を掴み上向かせ、目の前に猛る牡を見せ付けた。
「おかえしに、俺の子種を元親の顔にたっぷりと、かけようかな」
「はっ、ぁ、すげぇ……」
 ぎんぎんにふくらみ天を向いている慶次の牡に手を伸ばし、元親が口に運び入れる。
「んふぅ、むっ、んじゅっ、は、はぁ……んっ、牡臭ぇ…………はっ、ぁ、おぐっ」
「どうせなら、喉の先にまで飲み込んでくれよ、元親」
「おっ。慶次がそっちなら、ワシはこちらを楽しませてもらおう」
 家康が、ずるりと元親に飲ませていた下帯を引き出せば、名残惜しそうに秘孔がひくついた。
「ふあっ、ぁ、あう」
「そんな顔をするな。元親。すぐに、もどかしさを埋めるから」
 その言葉どおり、家康は元親の膝を抱えて猛る牡を突き入れた。
「ひぎっ、ぁ、はぁおおっ、で、でけぇっ、はっ、ぁあ、おふぅ……っは、ぁあ」
 ずんっと重量のある衝撃に雄たけびを上げた元親の口から、慶次の牡が飛び出て跳ねる。先走りが、元親の顔にふりかかった。
「はっ、ぁはぁううっ」
「ほらほら。元親。家康のチ○ポにばっかり意識を向けてないで、俺のも味わってくれよ。これも、結構立派だろ」
「はっ、ぁんんっ、んじゅっ、おぐっ、はむっ、は、口からっ、はみでちまっ、ぁ、は、んぐっ」
「はぁ……そうそう。んっ、気持ちいいよ、元親」
「は、ぁ……元親……慶次を飲んだら、次はワシのも、しゃぶってくれ」
「はひっ、おぐっ、んっ、は、奥っ、おぐぅうっ、ひっ、かはぁ、ぁはっ、はぁんっ」
 ガツガツと穿たれながら、喉の入り口まで口内を乱される。息苦しさに涙をこぼす元親の姿に愛おしさを浮かべ、慶次は口淫のぬくもりに、家康は肉筒の蠢きに、うっとりと目を細めて呼気を乱した。
「はぁ……元親」
「ふっ、元親……っ」
「はむっ、んじゅうっ、はぐっ、ぉ、はふうぅう、んぁ、奥っ、ぁ、は、すげ、ぁあっ、んじゅっ、んむうぅう……牡臭ぇのが、はっ、はぁあ、いっぱ、ぁあ、いっぱいっ」
 ひょこん、と乱れる元親の上に飛び乗った夢吉が、ぶるぶる震えて蜜をこぼす元親の牡に手を伸ばし、括れを両手でしっかりと掴んで先端を吸い始めた。
「はひっ、はひぃいっ、はんっ、はんぁあっ、んぐっ、お、おほぉあぁあっ」
「ああ、夢吉……んっ、えらいぞ」
「は、ぁあ……夢吉のおかげでっ、く……締め付けが、すご……っく」
「んひっ、ひんっ、んぶっ、んはぁおおっ、んっ、んはぁあああっ!」
 ぐん、と内壁の泣き所を抉りながら家康が放ち、奥ではじけられた衝撃に慶次を強く吸い上げる。すると、慶次が元親の口内ではじけた。むせるほどの牡臭さと内壁の熱にあおられ、元親が放ち夢吉を濡らす。
「キキッ」
「あはは。元親の子種まみれだなぁ、夢吉」
「ふふ。すごいな、元親。まだ、もっと欲しいと、からみついてくるぞ」
 緩慢に家康が腰を動かし、元親がうっとりと息を吐く。
「家康。次は、俺にそっちを味わわせてくれよ」
「ああ、そうだな。では、慶次は後ろから元親を突き上げてやってくれ。ワシは、元親の舌技をぞんぶんに楽しませてもらうとしよう」
「キッ」
「ああ。夢吉は、引き続き元親のチ○ポをたのむ」
「キキッ!」
 元気よく手を上げて返事をした夢吉に、はははと和やかな笑い声を、家康と慶次が上げる。
「はぁ、あっ、家康ぅ……慶次……っ、は、ぁあ、足りねぇ……ぁ、は」
 元親が体を起こし、手を伸ばして二人の牡を掴み顔を寄せた。
「ああ、すまない元親。ともに、心地よくなろう」
「家康に言わせれば、元親は絆の楔ってところかな」
「ああ、そうだな。こんなに愛らしい元親を囲めば、どんな相手でも慈しみを浮かべるだろう」
 家康の指が元親の頬に、愛猫を撫でるように触れる。
「ふふ……本当に、かわいいな。元親は」
 慶次が、元親の背骨をなぞった。
「は、ぁんっ」
 ぞくぞくと身を震わせた元親が、甘い息を漏らす。その声に柔らかく目を細めた二人は、全身で元親を慈しみ、味わいつくした。

「それじゃあ、元親。また、遊びに来るよ」
「ワシも、また来よう。いつでも材料に不足があれば、言ってくれ」
「ああ。また、いつでも遊びに来てくれ」
 船に乗り込む二人と一匹に、日の光をいっぱいにあびて白い肌と髪を輝かせる元親が笑む。それをまぶしそうに見た二人が、手を振り船に乗り、去っていく。それを見送る元親の目に、近づいてくる大船が見えた。帆の旗印に、元親が目を細める。
「やっこさん、久しぶりの来訪だな」
 その船が着岸し、桟橋に痩身の男が降り立つ。不機嫌そうに切れ長の目を向けてくる相手に、元親は軽く手を上げながら近づいた。
「よぉ。毛利。久しぶりじゃねぇか。なんだ、相変わらず機嫌が悪そうな顔してんなぁ」
 その言葉ごと、毛利元就が元親をねめつけた。
「なんだよ。本気で機嫌悪ぃな」
「先ほど、すれ違った船に見知った顔があった」
「ああ。慶次と家康が来ていたからな」
 それに、元就の目が鋭さを増した。
「そんな顔、すんなよ。せっかく遊びに来たんなら、楽しく過ごそうぜ、毛利よぉ。――そうだ。新しいカラクリを作ってんだ。見せてやろうか」
「無論、そのウワサを聞いたので見に来たに決まっておろう。まずは、それをじっくりと検分するつもりでおったが、気が変わった。長曾我部よ――貴様、我を不快にした詫びを入れよ」
「はぁ? なんでだよ。勝手に機嫌を悪くしてきたのは、アンタだろうが」
「我が、何ゆえ機嫌を悪くしているのか、わからぬほどに愚かであったか」
 冷淡な声音のなかに、拗ねた気色を見止めた元親が口の端を持ち上げる。
「なら、毛利……俺の部屋で、ゆっくりと過ごしてからカラクリ見学をするか?」
 ちろ、と元親を見た元就が、すたすたと歩き始める。
「存分に、我をもてなす気が、あるのであろうな」
「もういいって言うぐれぇに、もてなしつくしてやるよ。毛利」
「ふん」
 元就の横に並んだ元親が、ぽんと元就の背を叩く。岩場の影に隠れたところで、二人はすばやく唇を重ねた。

甘い口付けは、アンタとしか、してねぇぜ――?

2013/03/28



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