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おなぺっつ☆

 ぶらん、と体育倉庫に顔面を腫らしている男が吊り下げられていた。彼は裸身で、体中に青あざが出来ている。それを取り囲むように複数の学生服を着た男らが、ニヤつきながら剣呑な目を一人の男に向けていた。
 白い肌に、白銀の髪。鮮やかな紫の眼帯で左目を覆っている男は、鬼と仇名されるほどの美丈夫であった。
 彼の名は長曾我部元親。
 このあたりでは、名の知れた男だった。
 脛に傷のある者らに、学校を卒業すればウチに来ないかと誘われることもあるほどに、その力量とカリスマ性は定評があった。けれど元親はそれらを全て断り、どうしても彼を欲しいと望んでいる剣呑な相手の舎弟が逆恨みをし、その結果がこの状態となっている。
 早朝、目を覚ました元親は、無残な姿で吊るされている子分の写メールを受けとり、慌てて指示をされた通りに人目を避けて体育倉庫にやってきたのだ。
「あにきぃい」
 情けない声を上げる子分の声は、ろれつが妖しくなっている。どれほど殴り、蹴られたのかと元親は胸の痛みに眉をしかめた。
「ソイツは、関係ねぇだろう。俺に文句があるのなら、俺に直接向かってきやがれ」
「直接向かって、怪我をしたくねぇんでな。こういう方法を取らせてもらった。俺らに明日まで付き合ってくれるんなら、コイツは無事に返す。言うことを聞かねぇんなら」
 男の一人がライターを取り出し火を点けて、子分の足のつま先へ近づけた。そこに、別の男がナイフを火に焙るように近づける。
「ヒッ」
 子分が怯えを走らせて
「待て!」
 元親が声を上げた。
「明日まで、オメェらの言う事を聞けばいいんだな」
「兄貴!」
「約束は、守るぜ」
 リーダー格らしい男の言葉に、元親は頷いた。
「なら、さっさと命じやがれ。何をすりゃあいいんだ」
 男たちの間に、下卑た気色が広がる。
「ちょいと、俺らの大人のオモチャになってもらうだけだ」
「なんだと?」
 ぽい、と元親に男の一人が何かを投げてよこす。
「なんでぇ、こりゃあ」
 拾った元親の顔が、こわばった。それは、鮮やかな紫の暖生気を模した玩具であった。
「真面目な不良の元親サンは、授業をサボッたりはしねぇだろう? さっさとソイツを銜え込んで、教室に戻れよ」
 げらげらと笑う男の一人が、潤滑用のオイルを差し出してきた。
「ほら、さっさとしな」
「兄貴っ」
 子分の悲鳴に覚悟を決めて、元親はベルトを外し、ズボンを脱ぎ、下着も外した。
「ほら、早く犬みてぇに這って突っ込めよ」
「くっ」
 言われるままに四つん這いになり、潤滑オイルを手に受ける。それをそろりと尻に当てれば、冷たさに尻が震えた。
「ぅ――」
 歯を食いしばり、指を入れる。違和感に喉の奥にせり上がる者があったが、なんとか堪えて指を動かし始めた。
 カシャリ、と軽いシャッター音が耳に届く。
「あの元親が、自分で尻を弄ってんぜ」
「ほらほら、早く広げねぇとバイブが入んねぇだろぉ」
 下卑た笑いに包まれ、悔しさに身を凝らせながら、元親は指を動かす。
「く、ぅ……」
「兄貴っ、兄貴ぃい」
「情けねェ声を、出すんじゃねぇよ。大丈夫だ」
「ううっ、兄貴ぃ」
 辱められているというのに、子分を気遣う元親にリーダー格の男が舌を打った。
「このままじゃ、授業に間に合わねぇ。手伝ってやれ」
「おうっ」
 命令に、男たちが元親の傍に集まった。手に潤滑オイルを塗りたくり、元親の尻を掴み広げ、彼の指の横から容赦なく指を突っ込み掻きまわす。
「が、ぁううっ、く、ぁお」
「おいおい。獣みてぇな声を出すなよ」
「もっと、色っぽい声を出しな!」
「くっ、ぅ、ふううっ」
 ぬらぬらとした指が尻を撫で、秘孔を探り、余った手は袋を揉み牡を扱く。複数の手に下肢を乱され、元親の白い肌が快楽の朱を浮かべ始めた。
「んっ、んくうぅ」
「流石は鬼の○ンポだな! 立派なもんだ」
「ガッチガチになってんぜ」
「ケツが指にからんできて、強請ってるみてぇだなぁ。早く太くて熱いのを突っ込んで、掻きまわしてェ〜。なんてな」
 嘲笑に包まれ、元親は奥歯を噛んで羞恥を堪える。触れられていない乳首が疼きはじめ、自分の牡が先走りをこぼし始めたことに、内壁が甘痒く切なさを感じていることに、元親は戸惑った。
(なんでっ、俺ぁ――)
「ぁひっ!」
 元親の内壁を探る指が、淫蕩のツボをかすめた。
「おっ」
 それに気づいた内壁を探る男が、執拗にソコを責めはじめた。
「あっ、ぁあっ、そこっ、あっ、ああ」
 歯を食いしばることも出来ず、元親の喉から嬌声が漏れる。無意識に腰が揺れ、触れられていない乳首が疼き、媚肉が内部を探る指に絡んで脳髄にその動きを知らしめた。
「ひゃはは。あの鬼が腰を振ってよがってんぜ」
「おい、仰向けになれよ。ケツ探られてイクとこ、動画で録ってやるからさ」
 拒むなよ、と言いたげに男の一人が元親の顎を掴んで子分を見せる。泣き出している子分の姿に、元親の男気が震えた。
「く、ぅうっ」
 ごろりと仰向けになれば、足を開けと命じられる。自分の膝を掴み抱えて開けば、男たちがゲラゲラと笑いながら元親の尻孔をいじくり、陰茎をしごき、乳首をこねまわした。
「ぁはっ、ぁ、は、ぁううっ、く」
 スマホのカメラが自分に向いている。それを意識しながら乱されて、元親は羞恥が快楽を引き立ていることに気付きながらも、気にせずにはおられなかった。
「ほらほら。そろそろ限界なんじゃねぇの! 派手にイケよ」
「ひっ、ひぎっ、ぁ、あはああぁああっ!」
 ぐり、と内壁を抉られ、乱暴に牡を擦りあげられて、元親は腰を浮かせて勢いよく蜜を吹き上げる。
「うっはぁ、すげぇ」
「最後まで、絞ってやるからなぁ」
「はっ、ぁ、あぁ」
 放ちながらも扱かれ、乳首を捩じられ媚肉を乱されて、射精後の快楽を持続させられる。そこに
「そろそろバイブを突っ込んでやんなきゃ、教室に戻せないだろうが」
 リーダー格の男が声をかけ、元親をいじくっていた者らが残念そうに手を離す。その中の一人が、紫色のごつごつとしたイボつきのバイブを手にし、元親の尻にあてがた。
「そんじゃ、ま。突っ込むか」
「ひぎっ、ぁ、がぁおううっ」
 勢いよく貫かれ、それの質量と擦れる刺激に元親が吼える。それに喉を鳴らした面々が、我先にとズボンのファスナーを下して自慰を始めた。
「やっべぇ。たまんねぇ」
「んひっ、ひっ、ぃいっ」
 バイブの電源が入れられ、抉るようにうねる刺激に元親が身悶える。目の前で複数の屹立した牡が擦られていることに、元親は無意識に自分の下肢に手を伸ばし、擦り始めた。
「んはっ、はっ、ぁ、ああっ」
「おいおい。俺らのチ○ポ見ながら、興奮しちまってるぜ」
「たまんねぇ……クッ」
 びゅる、と元親を囲む男らの欲液が、元親に降り注ぐ。それを受け止めながら
「はっ、ぁあ――っ」
 元親も、二度目の射精を迎えた。
「すっげぇ。素質あるんじゃねぇかコイツ」
「いまの、ばっちり動画撮影できてんだろうなぁ」
 そんな声の合間に、予鈴が鳴り響いた。
「おっと、残念。ここまでか。元親ちゃんは、良い子ちゃんだから授業を受けにいかなきゃいけませんねぇ」
「授業中に、オモラシをしたら大変だから、栓をしといてあげましょうねぇ」
 短時間での二度の射精にぼんやりとした元親の目の前に、銀色に輝く尿道栓を見せつけてから、男は元親の牡にそれを埋めた。
「んぎっ、ぁ、あおぉ」
 ぐりぐりとねじ込まれ、元親が顎を反らせて声を上げる。球体の蓋となる部分に紐を掛けた男は、牡も袋もしっかりと射精できぬように縛りあげた。
「あぎっ、ぃいんっ」
「ほら、これで完成だ。さっさと服を着て教室に行けよ。元親ちゃん」
 タオルを投げつけられ、快楽の波の去らぬ体を起こした元親は、バイブを食まされ牡も袋も縛られた体に下着を身に付け、ズボンをはいた。
「昼休みになったら、またここに来な。でなきゃ、どうなるかわかってんな」
「あ、兄貴ぃ」
 涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった子分に
「大丈夫だ。必ず、助けてやっからよォ」
 元親は笑いかけ、教室へと向かった。

 歩くたびに、内壁をバイブが擦る。微弱に震えたままのそれは、無数のイボが媚肉に絡み、元親の縛られた牡を膨らませた。
「っ――ふ」
 なんとか教室にたどり着き、席に座る。
「――っ!」
 ひくんと媚肉が蠢いて、バイブを奥に導くようにうねり、元親は息をのんだ。
「あっれぇ。元親。珍しくギリギリじゃんか」
 話しかけてきたクラスメイトに、乱れそうな息を整え笑みを返す。
「たまにゃあ、そういうときもあんだろ」
「元親、顔が赤いけど、風邪か?」
「ん。ちょっと、朝から熱っぽくってよぉ。それで、ゆっくり来たらギリギリになっちまったんだよ」
「ふうん? 無理すんなよ」
「おう」
 本鈴が鳴り、全員が席に着き教師が姿を現す。そうして授業が始まり、元親はひくつく媚肉の入り口や溜まっていく欲液を意識しながら、なんとか授業に集中しようと努力した。
(くそ……イキてぇっ)
 時間が経つにつれて、吐精感が増していく。すぐにトイレにかけこみ扱きたい衝動を堪え、なんとか昼休みまで堪えた元親の肌身は、恐ろしいほどの快楽に抱きすくめられていた。
「く、ぅ」
 足早に体育倉庫へ向かう。そうすれば内壁が絞まりバイブに擦れて声が漏れそうになったが、ゆっくり歩いている余裕もなかった。
「来たぜ!」
 勢いよく体育倉庫に飛び込めば、おざなりではあるが顔や体にガーゼを当てられている子分がいた。
「兄貴ぃ」
「情けない声を、出すんじゃねぇよ」
 元親の背後で、重い扉の締まる音がした。薄暗い倉庫の中を眺めれば、朝よりも人数が増えている。
「さて。元親。言うことを聞けば、俺らがちゃんとコイツを助けてやる気があるって、わかっただろう?」
「今度は、何をするつもりだ」
 つぶやいた元親は、ぞくりと胸が期待に震えたのを感じた。
(イキたすぎて、狂っちまったのか俺は)
 嗜虐を求める自分の存在に、元親は喉を鳴らした。
「脱いで、しゃがめ」
 言われるままに裸身となり、しゃがむ。縛られた牡が痛いほどに屹立し、秘孔から鮮やかなバイブが顔を覗かせているのが見えて、淫猥な姿に男たちの口から劣情の吐息が漏れた。
「これから、どうすりゃいいんだよ」
「さっきは、突っ込めなかったからな。俺たち全員に、ナカダシされてもらうぜ」
 一枚、カシャリと撮影されて、這えと命じられる。したがえば、動画の撮影を指示する声があった。二人ほど、スマホを構えて元親に向けている男がいる。
 ぶるり、と元親の欲が震えた。
「午前中ずっとバイブくわえてたんなら、ソッコー突っ込んでも、イケるよなぁ」
 尻をわしづかまれ、ずるんとバイブを抜かれたかと思うと
「んはぁあああっ!」
 熱杭を突き立てられた。
「おおっ、すげぇ」
 ずんずんと容赦なく突き上げられ掻きまわされて、バイブとは明らかに異質な質感と熱に、元親は声を上げた。
「ぁはっ、ぁ、は、ぁあううっ」
「はいはい、元親ちゃん。昼休みの間しか時間が無いから、しゃぶってイカせてくれよ」
「んぶっ」
 声を上げ開いた口に、陰茎を突き立てられる。
「ちゃんとしゃぶんねぇと、せっかく手当てしたアイツの傷が、更に開くことになるぜ」
「兄貴ぃいっ」
 子分の悲鳴に、元親は食わされた牡の根元に手を添えて、しゃぶりはじめた。
「んふっ、んぶっ、んっ、んじゅっ、はっ、ぁあうっ」
 口内からも野欲が湧き起り、元親の脳を蕩かせる。乱され膨らむ射精欲の逃げ場がないことに、しゃぶりながら突き上げられる息苦しさに、元親は涙をこぼし始めた。
「おいおい、鬼が泣いてるぜ」
「気持ちよすぎんじゃね? 乳首、ビンビンに立ってっし」
「んひぃいっ、はっ、ああっ、ぁ、ああう」
 どくどくと、男たちの精液が秘孔に、口内に注がれる。抜かれたと思えば違う男のものを突き立てられ、塞がれたままの元親は自分だけが射精できぬことに、ぶつりと理性の尾を切らした。
「はっ、ぁあ、俺もっ、ぁあ、俺もっ、イキてぇっ、ぁあ、イキてぇええっ」
「そんなら、お願いしてみな! ソイツの上にまたがって、腰振りながらチ○ポしゃぶって、気持ちよすぎるからイカせてくださいって、カメラに向かって叫んでみろよ」
 言われるままに、元親は自ら男にまたがり両手に左右の男の牡をつかみしめ、首を伸ばして別の牡をしゃぶりながら、カメラに目線を向けて啼いた。
「はっ、ぁあっ、きもちぃ、きもちぃからっ、ああ、イカせてっ、ぁ、はむっ、んううっ、イカせてくれよぉ」
「扱いてやれ」
「はひぃいっ、はぁっ、あっぁあ」
 紐を解かれ、栓を抜かれて扱かれて、元親が口を笑みの形にゆがめて身を捩る。
「ほらほら、もっと腰を振ってしゃぶって扱け」
「ぁんっ、はっ、はぁあっ、はぁううっ」
「気持ちいいんだろ。ほら、どこがどんなふうに気持ちいいか、言えよ」
「はひっ、はぁあ、ケツぅう、きもちい、ゴリゴリされてっ、は、ぁあ」
「ケツだけか?」
「チ○ポぉおっ、ごしごしっ、はぁあっ、きもちぃ、乳首もっ、ぁ、はあぁあ、つねられてっ、いいっ、いぃいいっ」
 びくん、と元親の腰が跳ねて三山に留められた蜜が噴き出す。
「すげぇ、大量だな」
「はぁああっ、びゅくびゅくっ、と、とまらねぇえっ、はひゅっ、はぁ、きもちぃ、ぁ、もっと」
「もっと欲しいんなら、しっかりしゃぶれ。ほら、うまいって言えよ」
「んぐっ、んじゅっ、は、ぁあ、うまいっ、ぁあ、うめぇよぉ。牡臭ぇの、うめぇっ」
 狂ったように腰を振り、牡をしゃぶり、体中に精液を浴びながら元親も放つ。そうこうしているうちに予鈴が鳴って、リーダー格の男が手を叩き、終了の合図を送った。
「たっぷりと、俺たちのセーエキ飲んだまま、放課後まで真面目に授業を受けて来いよ」
「はひっ、は、ぁはぁううっ」
 ぐぷ、と溢れるほどに欲液を飲まされた秘孔をバイブで閉じられる。牡も再び栓をされ縛り上げられて、元親は体を拭われ制服を着せられた。
「ぅ、ふ――」
 ふらふらと立ち上がれば
「次は、放課後だ」
 指示をされ、うねり疼く媚肉をバイブに刺激されながら、教室へと戻った。

 微細なバイブの振動が、呑まされた欲液を震わせて媚肉全体を淡い刺激で満たしてくる。授業が始まってすぐに、元親の牡は凝りきり痛むほどになっていた。いじられすぎた乳首は硬いままで、軽く布に擦れただけで甘い痺れを発する。
「っ、――ぅ」
 総身に力を入れて、肌の上を撫で続ける快楽を抑え込む。授業の内容など、かけらも頭に入ってこない。ただ時計を睨み付け、早く放課後になれと願うだけの時間は、時が止まってしまったのではと思うほどに、遅々として進まなかった。
「元親、大丈夫か」
 元親の額に汗が浮かんでいることに、クラスメイトが気付いて声をかける。
「ん。ああ、ちょっと、具合が悪くてな」
「なら、保健室に行くか?」
 提案に頷く前に、クラスメイトは手を上げて元親を保健室に連れて行くと教師に告げた。
「ほら、行くぞ」
 体を支えようとして腰に手を回され
「ふっ――」
 ぞわりと走った快楽に、小さく息が漏れる。疑問を浮かべたクラスメイトに
「なんでもねぇ。一人で、大丈夫だ」
 告げて、心配をする彼を「情けねぇ姿を、あんまり見られたくないんだよ」と説得し、一人で保健室へと向かった。
 階段を手すりに縋りながら下りていく元親の胸ポケットで、携帯が震える。
「はふんっ」
 思わず声を漏らしてしまった元親は、慌てて周囲を見回しながら携帯を取り出し、耳に当てた。
『放課後まで、我慢できそうにないらしいな。早退するっつって、出て来いよ』
 それは、リーダー格の男の声だった。表示を確認すれば、捕まっている子分の番号だった。舌打ちをして、元親は教室に戻り、やはり早退をすると告げて鞄を手に校門に向かった。
「それじゃあ、行こうか」
 ニヤつく彼らに囲まれて、駅へと向かう。電車は、空いていた。
「何処に行く気だよ」
「アンタの大事な子分は、医者に連れて行ったぜ。それを、見舞いに行くんだよ」
 するり、と尻を撫で上げられて、元親は息をのんだ。思わず尻に力を込めた元親は、飲まされたバイブを強く締め上げる形に生り
「ぁは――っ」
 身悶えた。
「何、を」
「痴漢ごっこだよ」
 元親を囲んでいる男たちの手が、制服の上から撫でまわしてくる。尖った乳首はすぐに捉えられ、尻谷を撫で上げられ、股間を擦られて、上がりそうになる声を必死でこらえる。そんな元親の姿を、男たちは好色そうにニヤニヤとしながら見つめている。
「がんばれよォ。他の乗客に見つかったら、とんでもねぇからなぁ」
 少ないとはいえ、乗客がいないわけでは無い。あわあわとした刺激を与えられ、元親は必死に上がりそうになる声を、ゆらめきそうになる腰を堪えた。
「んっ、ふ――んんっ」
 内腿を撫で上げられ、意図せず足を開いてしまう。
「あらら。元親ちゃんってば、こういうので興奮するんだ。変態だねぇ」
「ぁ、違っ――んっ、ん」
 股間を強く握られて、思わず上がりそうになった声をかみ砕く。
「イイねぇ。その顔、たまんねぇ。すぐにひん剥いて、突っ込みてぇなぁ」
 耳に注がれる言葉に、ぞわぞわと劣情が湧き起る。そんなふうに撫でまわされ続け、やっと目的の駅に到着する頃には、元親の満面には隠しようも無いほどの淫蕩が浮かんでいた。
「そんな犯してほしいって顔をされちゃあ、期待にこたえてやんなきゃって思うだろォ」
 そう言った男らが元親を連れて行ったのは、木々に囲まれた薄暗い、公園とも広場ともつかない場所だった。
「ほぅら、元親ちゃん。特製の首輪を、つけてあげましょうねぇ」
 芝生の上に連れて行かれ、大型犬の首輪を着けられた元親は、裸身になり這うように指示されて、この後に与えられる快楽に胸を熱くさせながら従った。
「しっかりと、犬は調教してやんなきゃなぁ」
「はひっ」
 バイブが抜かれ、どろりと大量の精液があふれてムッチリとした元親の太ももに流れていく。それを撮影するシャッター音に、元親の秘孔は喜ぶようにひくついて見せた。
「もうすっかり、立派なオナホじゃねぇか」
「デカくて熱いチ○ポで、ケ○マ○コをぐちゃぐちゃに掻きまわしてくださいって言えよ。ほら」
 男たちが牡を取り出し、元親を囲んで迫る。ずらりと並んだ陰茎に、元親はうっとりと目を細め、向けられたスマホのレンズに向かって強請った。
「は、ぁ……俺の、ケ○マ○コをぐちゃぐちゃに……っ、熱くて太いので、突き上げてくれ」
 分厚い胸筋をあえがせて、うわずった声で求める元親に男たちの嗜虐心が煽られた。
「たっぷりと、チ○ポが欲しくてたまんなくなるように、調教してやるよ」
「んひぃいっ、ぁはっ、ぁ、はぁおおおっ」
 ガツガツと、代わる代わる何本もの牡に突き上げられ、体中に精液を注がれる。陰茎を扱かれ袋を揉まれ、胸乳をまさぐられながら目の前の牡をしゃぶり、手で扱き、脇にはさみ胸に擦られ、元親は狂ったように言われるまま、淫猥な言葉を叫び続けた。
「ぁはああっ、きもちぃ、ぁあっ、ふといのでっ、ぁ、はぁううっ、いっぱ、ぁあ、おいしっ、ぁあ、牡臭ぇのもっと、ぁあ、かけてくれぇえっ、はひっ、ぁあ、公園でっ、こんなっ、ぁあ、外で首輪されてっ、ひっ、すげ、ぁあ、きもちぃっ、ぁあ――も、はぁあ、鬼じゃなくてっ、ぁあ、オナペット元親ぁあっ、はっ、ぁあ、だからっ、ぁあ、もっと、ぁあ、可愛がってっ、ぁ、はっ、はひぃい」
 気を失うまで乱されて、気が付けば服を着せられリーダー格の男の家へ連れて行かれ、そこでもまた乱され続けた元親は、淫鬼へと変貌を遂げていく。そうして翌日、約束通りに子分を無事に解放された元親の体に、彼を貪った者らは支配をするつもりが、心を奪われてしまう結果となってしまった。
「兄貴、俺のせいで。すんませんっ」
「いいってことよ。あんな程度で、この鬼が屈するわけがねぇだろう。無事で良かった」
「ううっ、兄貴ぃい」
 感涙する子分を慰める元親に、隣町の高校の制服を着た集団が声をかけてきた。
「ちょっくら、俺らに付き合っちゃくんねぇか」
 その集団の代表らしい男が、元親へ携帯画面を向けてくる。それを目にした元親は、わずかに驚きに目を開き、次いで不敵に唇をゆがめた。
「いいぜぇ。いくらでも、相手んなってやる」
 画面に映っていたのは、精液にまみれ淫蕩な笑みを浮かべながら牡をしゃぶり、突き上げられ、複数の手に乱されている元親の画像だった。
 あちらこちらに流れて行った、元親の淫猥な動画や画像に引き寄せられて、あちらこちらから剣呑な、いわゆる不良グループというものが声をかけてくる。それらを全て一人で相手し、一人残らず自らのとりことした元親は、今まで以上の勢力の中心となっていった。
「はぁっ、ぁあ、イイッ、はぁ、すげぇよぉぉおぅんっ、もっとぉ、ぁあ、もっとグチャグチャにぃいっ、ぁはぁああ、乳首っ、ぁあ、もっと捩じってっ、ぁはぁああ、チ○ポぉおっ、きもちぃっ、きもちぃいよおぉおおっ、ひぎっ、ぁはぁおおおっ、んっ、しゅごひぃいいっ、は、ぁあ、こわれりゅうぅうっ、はひっ、もっとぉ、おくっ、おくにっ、ぁあ、牡臭いのもっとぉおおっ」
 淫鬼の叫びが、今夜も艶めいた月光に木霊する。

2013/05/02



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