片倉小十郎が私室で書付をしていると、ふいに風が舞い込んだ。目を向ければ、常の忍装束では無く緑の小袖を着た青年が、気安げな顔をして立っている。「猿飛。どうした」「ん? お礼を言いにね。美味しそうな大根と白菜、たっぷりいただいたからさ」「ああ」 奥州の独眼竜の失われた右目と称され、その名を聞けばだれもが息をのみ、領国を持つ者は欲しいと望むほどの武勇と知略を兼ね備えた小十郎は、野菜作りでもまた、天下にその名をとどろかせていた。 甲斐は武田の忍である猿飛佐助は、時折こうして奥州に出向いては、天下無敵の食いしん坊である小早川秀秋が、臆病者でありながらも単身で求めに来るほどの美味である小十郎手製の野菜を貰い受けている。「うちの家計は、ほんっと大助かりだよ」「今度、そっちの畑の土を見に行きてぇもんだぜ」「雪が溶けたら、是非にとお願いしたいところだね」 雪をかぶった小十郎印の大根や白菜は、とても甘くみずみずしい。雪深い甲斐でも、そのような美味な作物が収穫できるとなれば、ありがたかった。 ゆっくりと傍に寄ってきた佐助に、筆をおいた小十郎が膝を滑らせ体を向ける。「時間があるんなら、そこの火鉢にでもあたって、温まってから帰ればいい」「うん。ありがと。――冬は、どっこも雪に閉ざされて進軍が出来ないからさ。戦忍の俺様は、すっかり暇になっちゃったよ」「平和なのは、いいことじゃねぇか」「雪解けと共に、急に忙しくなるから体がなまっちまったりしないように、気を付けておかなきゃいけないのがねぇ」 ちら、と意味深な目を向けてくる佐助に、小十郎が目の端に剣呑な光を浮かべた。「道場なら、空いていたと思うがな」「ああ、うん。片倉の旦那と手合せが出来るとか、最高に良い鍛錬になるとは思うんだけどさ。うちには暑苦しくて元気なお人が二人もいるから、そっちは間に合っているんだよね」 自分の主君である真田幸村と、その主であり甲斐を治める武田信玄のことを、そんなふうに佐助が言うのは今に始まったことでは無い。くすりと口の端に笑みを浮かべた小十郎が「じゃあ、何だ」 水を向ければ、佐助が少し首を傾けて猫が甘えるような顔をした。「ここってさ、いつ来ても男くさいよねぇ」「そっちも、似たようなもんなんじゃねぇか」「ここほどじゃあ無いよ。なんか、ムンムンしてるじゃん、こっち。うちの大将と旦那は暑苦しいけどさ、こっちの暑苦しさとはまた違うし、あの二人以外は別に、普通だしね」 しばし思い出すようにした小十郎が「うちの連中に比べりゃあ、おとなしいと言えるだろうな」「でっしょぉ? だから、こっちはまだマシなわけ」 床に手を着き少し身を乗り出した佐助が、小十郎の顔を覗き込むようにしてくる。「何を、企んでやがる」「企むだなんて、ひどいなぁ。男くさいところだから、アッチのほうはどうしてんのかなぁって思ったんだけど」「アッチ?」「またまたぁ。とぼけないでいでよねぇ。こういう話題が出てきたってなったら、決まってるでしょ。うちの旦那なら、わかんないだろうけどさぁ」 にやつく佐助に、ああと小十郎はアッチが何を指しているのかに気付いた。佐助の主である幸村は、アッチ――つまり、色事に恐ろしいほど鈍く疎く純である。「オマエが、そんな話をしてくるなんざ、珍しいな」「そお? 俺様だって、そういうオトシゴロな健康な男子だからね。そういう話だって、することもあるさ」「まあ、真田相手になら出来ないだろうしな」「そっちの主は、出来そうだけどね」 ひょいと肩をすくめた佐助に、目を細める。その目じりに慈しみ以上のものがあることに、佐助は窺うような目を向けてほくそ笑んだ。「二人は、じつはいい仲だったりして」「なっ……何を、言ってやがる」「あはは。冗談だって、冗談」 そう言いながら、佐助は気付いていた。奥州の独眼竜、伊達政宗の右目と言われる小十郎が、政宗と文字通り身も心も繋がっているという事を。「ま、そんな話はおいといて。片倉の旦那も、こう男所帯の中にあっちゃあ、いろいろと溜まってるんじゃないかと思ってさ。気晴らしと体を温めるっていうのとで、忍の手練手管を披露して、気持ちよくしてあげちゃおっかなぁと思ってるわけ」 ふふんと自慢げに鼻を鳴らす佐助の言葉を、小十郎は冗談と取った。「忍の手練手管か。真田がしょっちゅう優秀だと言う猿飛の技なら、相当なんだろうな」「もちろん。極楽浄土も地獄も、同時に見ることが出来るぜ」 ざわ、と佐助の影が動き小十郎の坐している床を進んで背後に回る。「極楽と地獄を同時にか――そりゃあ、すごそうだ」「今すぐ、味あわせてあげるよ」 小十郎の背後に回った佐助の影が、床から噴き上がり人の姿に変化しながら小十郎の脇に腕を差し込み関節を決め、腕の動きを封じた。「なっ」「静かに」「ぅぐっ」 素早く口に鍔を食ませて、それに付けていた紐を頭の後ろで縛る。そうしながら、小十郎の腕を取った影が縄を取り出し胸に縄をかけて背後で腕を固定した。「っ、ふぅ……あにふぉ、ふゆふぉふぉひあ」「ん? 何をするつもりだって? さっき言っただろ。極楽と地獄を見せてあげるって」「ふぉっ?!」 影は背後から着物の前を開き、佐助が小十郎の足を開いて素早く下帯を取り去る。「わお、立派」「ふゃめ――っ」 抗議の声を上げようとして、下肢がぬめったぬくもりに包まれたことに息をのむ。信じられない思いで、小十郎は足の間で揺らめく山吹色の髪を見つめた。「はむっ、ん、じゅる……ふ、ぅ」「っ、ぅ……ふ」 舌と上あごで押しつぶすように擦りあげられたかと思えば、舌先で笠の括れをくすぐられる。緩急の差の激しい刺激に、小十郎の牡はすぐに頭をもたげ硬く凝った。「んふっ。気持ちいいでしょ」「ふぅ……ふっ、ぅ、うう」 上がる息を必死に抑えて睨み付けてくる小十郎に、おお怖いと冗談めかして佐助が言うと、影が小十郎の胸乳に手のひらを添えて、下肢の刺激で膨らんだ赤い実を抓んだ。「っふ」 びくんと震えた小十郎の耳に、影がそっと舌を差し込み囁いた。「小十郎」 その声に、ぞわっと小十郎の産毛が総毛立つ。おそるおそる目を向ければ、そこにあったのは紛れもない政宗の顔であった。「ふっ、ぁふ、ぉ」 身を捩り、何事かを言おうとする小十郎に顔をよく見せるようにした政宗の右目には、眼帯がされていなかった。「猿の幻術だと思ったか? 小十郎。That's wrong――正真正銘、本物だ。その証拠に、アンタの口をふさいでいるモンを、確認してみろよ」 胸をいじりながら、口で小十郎の口を戒めている紐を解く。片手を胸から外し、小十郎の口から引きだしたそれを目の高さに持ち上げた。それは、まぎれも無く政宗の右目を覆っていた、眼帯であった。「な……政宗様。どうして、このような事を」「最近、片倉の旦那がつれないって言うんで、その気にさせる手伝いを申し出たんだよ」 ちゅるんと牡の先端を吸い上げて佐助が言うのに、小さく快楽に身を震わせた小十郎が政宗を咎めるように見る。「そんな顔すんなよ――本当は、小十郎の可愛い姿なんざ俺以外の誰にも見せたくないんだが…………身も世も無く乱れる小十郎を見てみてぇって欲求には、逆らえなくてな」「だからと言って、猿飛にこのようなことを――っ、ふ」「猿だから、だよ。他の奴になら、触れる事すら許してねぇよ」「っ、ふ、お、やめください……政宗様――猿飛も……こんなっ、する必要なんざ…………っ、ね、ぇだろうが」「俺様は、普段から野菜を貰っているお礼をしているだけだから、気にしないで」「猿は余計な事を言わないだろうし、小十郎をそのまま自分のものにしちまおうとも考えねぇだろう。それに、手管も折り紙つきだ。――ああ、勘違いすんなよ。猿と肌を重ねたって意味じゃねぇ。忍としてのコイツの技は認めているんでな。その延長上で、コッチも相当な手練れだろうと踏んだってだけの話だ。…………小十郎。俺が、この身をうずめるのは、アンタだけだからな」 甘く低くささやかれる声に、ぞくぞくと小十郎の背骨が震える。射精を促すように激しく吸い上げられたかと思えば、いよいよ吹き出すと腹に力を入れた瞬間に、ふいに快楽が失せる。そんな口淫を繰り返され、小十郎の牡は恐ろしいまでに膨れ上がり、先走りを溢れさせていた。ぬらぬらと佐助の唾液と自身の先走りで濡れ光る小十郎の、怒っているようにすら感じるほどに屹立している牡に、うっとりとした息を漏らしながら政宗が胸の実を捏ねる。「は、ぁ……すげぇな、小十郎。びくんびくん震わせて、噴火寸前ってところか? 溶岩があふれて止まんねぇぜ?」「ぅ、ふ……お、やめくだ、さ、ぁああっ」 きゅりっと強めに胸を絞れば、小十郎が肌をこわばらせ、ぷしっと先走りが噴き出す。それが面白いらしく、政宗は乳首を指の腹で転がす合間に強く捻った。「ひっ、ぅ、く……ぅ、ぁ」 声を抑えようとする矢先に、それを察した佐助が袋を揉み、括れを擦る。裏筋を猫の喉をくすぐるようにされて、小十郎は細かな快楽からくる震えと声を、抑えられずにいた。「すげぇな、猿――アンタ、ここまで小十郎を追い詰められるのか」「まだまだ。こんなもんじゃないって。失礼しますよっと」 指にたっぷりと小十郎の蜜をつけた佐助が、双丘を割って秘孔に指を入れた。「ひっ」「えっと……ここかな」「っ、ぁは、ぁひうぅ」「あったりぃ」 難なく秘孔を媚孔に変える箇所を見つけ出した佐助は、遠慮なくそこを中心に指を這わせ肉を掻き広げていく。「ひっ、ひぐっ、ぁ、あっ、あ、はぁ、やめっ、ぁ、ああっ、猿……とびぃ」「おいおい小十郎。猿ばっかに感じてねぇで、俺にも意識を向けろよな」「ぁは、ぁ、ああ……ま、さむ――ね、さまっ、ぁ、ああ」 容赦なく掻き乱される淫窟が、小十郎の意志を無視して貪欲に与えられる刺激を追い求め始める。その動きは全身に広がり、小十郎のどこもかしこもを性感帯へと変化させていく。「ぁ、は、ぁあっやめ……も、ぉ――これ以上はっ、ぁ、ああ」「そんな事言ってぇ。すっごい指にからみついて、締め付けて来てるクセにぃ」「そんなに、猿の指がイイのかよ。小十郎」「くはっ、ぁ、あああっ……っさ、ねさまぁ、あっ、ひっ、やめ、ぁ」 秘孔を抉られ胸乳を好き放題にされて、縛られた体を悶えさせる小十郎の牡が、小刻みに先走りを吹き上げながら絶頂を求めて荒れ狂う。その淫らさに喉を鳴らした政宗が、触れようと伸ばした手を佐助がピシリと叩いた。「何すんだよ」「まぁだ。もうちょっと待ってよ。理性ぶっとばした片倉の旦那を見たいのなら、ね」 にやりとする佐助に、ぐっと文句を飲み込んだ政宗が体をずらして小十郎の頭を膝の間にはさみ、膨らみ切った竜根を顔に押し付けた。「はしたねぇ小十郎の魔羅を見ていたら、たまんなくなっちまった……なぁ、しゃぶってくれるよなぁ? 小十郎」「ぁ、は……ぅ」 眼前に、欲を凝らせた政宗を見せつけられて、小十郎がつばを飲み込む。胸が高鳴り、すぐにでもむしゃぶりつきたいという情動を堪えて口を開き、口を付けたそれの熱さにうっとりとした息を漏らした。「ぁ、ああ……はっ、政宗様…………縄を、ぁ、は――解いてっ、く、ぁ」 佐助の指に乱されながら、なんとか言葉を紡ぐ小十郎の姿に唇を舐める。「OK……たっぷりと、奉仕をしてくれよ?」 縄を解くとすぐに、小十郎は上半身を捩じり腕を伸ばし、政宗の牡を掴んで擦りあげながらしゃぶりはじめた。「へぇ……片倉の旦那って、そんなことまで出来るんだ?」「俺だけには、な」「んぐっ、……ふっ、んぅ、じゅっ、は、ぁう――猿飛っ、ぁ、もぉ指……抜き、や、が、ぁあああっ」「そういう、かわいく無いこと言うなって。もうちょっとで、極楽の地獄を味わえるんだからさぁ」 ぐりぐりと、劣情をあおる佐助の指が小十郎を追いたてる。その激しさに、しゃぶりはじめたばかりであるのに小十郎はそれを続けることが出来ず、声を上げる。口から離れたそれに奉仕をしようと懸命に口を開けるも、含む傍から佐助が邪魔をするように小十郎の内壁を乱した。「ひっ、ぁ、あふっ、ぁ、あお、ぉおっ、あ、ああ」「おい、猿。邪魔すんじゃねぇよ」 淫蕩に目を濁らせる政宗の声には、佐助をさらにと促す響きがあった。「ん。もうちょっと――しっかり、見ててよ…………そらっ」 ぐん、と佐助が手首を捩じりながら小十郎の内壁を掻いた。その瞬間「っあ゛――――〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」 声にならない悲鳴を上げ、腰を突き上げ指を伸ばしこわばらせた小十郎の牡が、とろとろと蜜をこぼしながら絶頂を迎えたように戦慄いた。「ふふ。まだまだ、これからってね」「っ、ひ……は、ぁああっ、やっ、ぁ、やめっ、ぁ、ああっひ、ひぃいっ、ぁあうう」 佐助が指を動かすたびに、小十郎の牡は絶頂を続けているかのように震え、けれど蜜は気だるげに溢れ続ける。「ふふ。どお? 竜の旦那」 ごくり、と政宗の喉が鳴った。「……すげぇ」「ふふっ」 腰を突き出し髪を振り乱し、小十郎が荒れ狂う。指を抜いた佐助が、そろそろ突っ込んであげればと言いながら、小十郎の腕を取り膝立ちにさせた。「すんごい、絡み付いてくるぜ。多分、いつも以上にね」 いたずらっぽく片目をつぶって見せた佐助に、ふんと鼻で笑いながら小十郎の腰を抱き、そっと媚肉の入り口に竜根の先を押し付ける。そこは、早く早くと政宗を急かすように先端に吸い付くように蠢いた。「小十郎」 つつけば、小十郎が目に涙をためて焦がれるように政宗を見る。「ぁ、政宗様……はっ、ぁ、あ、早く、ぁあ、私の疼きを……政宗様の情けで、埋めてください」「Certainly――存分に、可愛がってやるよ」 ず、と背後から貫けば、小十郎が天を仰いで心地よさげない気を吐く。「は、ぁ……すげぇぜ、小十郎……いつも以上にっ、絡み付いてきやがる」「ぁ、は、ぁあっ、政宗様っ、ああ、政宗様……はっ、ぁ、ああっ、もっと、ぁあ、熱く、乱してくださいっ」 小十郎の愛願に、政宗の胸が熱くなり呼応するように竜根が猛った。「ああ――最高のDanceを、見せてくれよ? 小十郎」「ひっ、ぁ、ああぉおおっ、ぉおっ、ぁひぃい」 政宗が小十郎を穿ち始めると、佐助は放たずに絶頂を迎え続ける彼の牡に指を這わせ、蜜口を舌先でくすぐる。絶頂が訪れそうになるたびに、袋を強く握って阻止しながら、先端を吸い上げながら裏筋を指の腹で撫でた。「ひっ、ぃいっ、ぁはっ、ぁ、ああお、ぉあっ、ぁ、ひ、ぁああ」 逆流してくる快楽に、身も世も無く啼き叫ぶ小十郎の目から涙があふれ、飲み込む余裕の無い唾液が顎を伝う。「はぁっ、ぁ、すげぇ……小十郎――食いちぎられそうに締め付けてくるくせに……っ、やわらけぇ――はっ、ぁ、く…………も、奥に、出すぜ」「ぁはっ、ぁ、ああうっ、まさ……ね、さまぁ、ぁあっ、はっ、はぁ、あ、奥っ、奥にっ、ぁあ、熱いものをっ、ぁあ、政宗様の熱をっ、はっ、ぁあ」「んふっ……すっごい。もぉっと、狂わせてあげよっかねぇ」 佐助のつぶやきは、政宗にも小十郎にも届かなかった。「くっ、うぅ」 ずん、と奥を突きあげた政宗の竜根が弾け、熱い欲をほとばしらせる。「ぁ、あはぁあああ――〜〜〜〜っ!」 それを受けとめ、絞り上げるように蠢いた媚肉が小十郎の脳に射精を促し、交わされ続け、やっと迎えられる瞬間に小十郎の理性が弾けたと当時に、佐助が素早く袋を握り根元を掴み、口に加えた細い栓で蜜口をふさいだ。「ひぎっ、ぁ、あおっ、ぁ、はひぃいっ、や、ぁあっ、かはっ、ぁあおお」「ふふふ。まだまだ。もっと、狂わせてあげる」「猿……っ、何、しやがった」 絞り上げられる快楽に息をつめながら、政宗が問う。それに、こともなげに佐助が答えた。「ん? 絶頂の快楽を、持続させてあげてるだけだよ」 そうして下肢から顔を上げた佐助が、ちゅっと小十郎の顎を吸った。「言ったでしょう? 極楽と地獄を、同時に味わわせてあげるって」「ぁひっ、ぁ、あはぁあ……あ、ぁふ」「んふふ。もう何を言っているか、わかんなくなっちゃった? まだまだ、これからだってのにさ」「んひぃ」 くりくりと胸を捏ねれば、小十郎が身悶える。だらしなく淫蕩に恍惚となった小十郎に満足そうに目を細め、佐助は政宗に微笑んだ。「そのまま、いっぱいグチャグチャにしてあげてよ。――アンタの魔羅なしじゃ、生きていけないような体になるようにするの、手伝ってあげるからさ」「Ha! アンタの手を借りなくても、小十郎はとっくに、俺無しじゃあ生きていけねぇんだよ」「はいはい。ごちそうさま。ま、俺様の手練手管を駆使したお礼をしてあげるってんだから、存分に楽しみなって」「だ、そうだ――小十郎。めったとない機会だ。最高のPartyを、楽しもうじゃねぇか」「はひゅっ、ぁ、あは、ぁうう」 理性のかけらも残らぬ小十郎を、政宗は愛し続け佐助は存分に技を駆使して終わりの無い絶頂を小十郎に与え続ける。「あは、すっごい。竜の旦那が出入りするたびに、こぷこぷ泡立った子種があふれてるよ。うふふ――片倉の旦那も、本当は沢山出してるはずなのに、とろとろこぼすばっかりで、苦しいよねぇ……ねぇ? 魔羅、擦られるの気持ちいい?」「ぁひっ、ぁあ、いいっ、ぁあ、魔羅ぁ、いいっ、きもちぃ、ぁ、ああ」「おいおい、小十郎――まさか、俺が掻きまわすよりも、猿に擦られるほうがイイとか、言うんじゃねぇだろうな」「はひっ、ぁ、ああっ、ま、さむねっ、さまっ、ああっ、ひっ、あ」「ほらほら――どうした?」「片倉の旦那、ちゃんと言ってあげたら? 竜の旦那のぶっといのにゴリゴリされて、気持ちよすぎて死んじゃうとかなんとかさ」「ひっ、ひぃ――ま、さむねさまのっ、ぁあっ、ふ、ふといっ、ぁああっ、おくぅ、ぁあ、熱いっ、ぁ、あ、くるっ、ぁあ、また、ぁぁあ」「はぁ、ああ――小十郎……そう、そうだ。小十郎が、俺を欲しがって絡み付いてくるから……また、出そうだ」「ぁひっ、ひっ、熱いのっ、ぁ、ああっ、あ、まさむねさまのっ、あついのがっ、ぁ、あああぅ、ひっ、おくにっ、ああ、いっぱいっ、ぁあぁああああ!」 容赦なく攻め立てられ続けた小十郎の肌は、意識は――――政宗が艶めいた色の目をわずかに向けるだけで、淫欲を浮かべて肌身を震わせるほどに淫靡なものへと仕上がった。2013/01/21