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コメリク:筆頭の前で触手にアハンウフンされちゃう小十郎

 突然の雨に降られ、伊達政宗と片倉小十郎は、大木の影を走り山肌にぽっかりと空いた洞窟へと身を滑らせた。
「ふう。雨宿りが出来る場所があって、良かったぜ」
「政宗様。濡れたままでは風邪を召されます。この奥を調べ、安全であれば濡れた着物を絞り、しばし乾かされた方がよろしいかと」
「Ah、そうだな」
 政宗は、濡れた髪を掻き上げニヤリと口の端を持ち上げた。
「ついでに、小十郎も裸身になりゃあいい。雨が上がるまで、肌身を寄せ合って温めて過ごすのも、悪くねぇ」
 そういう政宗の目じりに艶が光るのを見て取り、小十郎は息をのみ、あわてて咳払いをして誤魔化した。
「そのような御冗談を申されるのは、おやめいただきたく」
「俺はいつだって本気だぜ。小十郎」
 名を呼ぶ声に、息が混じる。ぞくりと胸を震わせた小十郎は、あわてて政宗に背を向けた。
「とにかく! 奥を見て参ります。お待ちくださいませ」
「ああ。俺とアンタの最高のpartyを楽しめる場所だと、いいんだがな」
 ごほん、と咳払いをして足早に奥へ進む小十郎に、クックと政宗が喉を鳴らす。小十郎の姿が闇に沈んでから、雨にけぶる山に目を向けた。
「ちょっとやそっとじゃ、止みそうにもねぇな」
 つぶやいた政宗は、洞窟の岩肌を撫でて背を当て、座り込んだ。
 しばらくして
「っあぁあ!」
「ッ?!」
 奥から気合のほとばしる小十郎の声が聞こえて、政宗は慌てて腰を浮かす。緊張をみなぎらせながら
「小十郎!」
「来てはなりません。政宗様! 大丈夫です」
「何があった!」
 叫んでみたが、小十郎からの返事が無い。不審に思いながら、政宗は壁に手を当てて奥へと進んだ。
「うっ、ふ――」
 小十郎の声が響く。ここで叫んで、自分が奥へと進んでいる事を知られないほうが良い。すぐにでも駆け出し、小十郎のもとへと向かいたい気持ちを抑え、政宗は闇となった洞窟を進んでいく。
「ぁ、はっ」
 小十郎の声が、何かを堪えているような気配が、奥から伝わってくる。ぎり、と奥歯を噛みしめた政宗の左目に、うっすらとした光が見えた。はやる気持ちを抑えて進めば、足元や、天井、壁など、ところどころが光っている。
「ヒカリゴケか」
 それが群生して、奥に明かりが見えているのだろう。
「んっ、ぅう――くそ。やめっ」
 光の充満しているらしい所から、小十郎の声がする。その声が、よく知った息遣いであることに、政宗は首をかしげた。
 こんなところで、小十郎がそんな息遣いをするはずはない。そんな息遣いをさせるような相手がいるはずはない。聞こえてくる声は、政宗の指に、唇に淫らに咲く時と同じなのだから。
「なっ、ん……だ」
 小十郎の声のする場所へ行きついた政宗は、驚愕に目を見開いた。
 小十郎に、無数の赤黒く、ぬめぬめとしたものが絡み付いている。それは、ミミズのようでもあり、なめくじのようでもあり、臓物のようでもあり、人の――男の性器のようでもあった。
「小十郎!」
「政宗様! 来てはいけませんとっ、ぁ、ぅん」
 ところどころ、ごつごつとした赤黒い触手が小十郎の着物を乱し、彼の肌で暖を取ろうとするかのように、まとわりついている。よく見れば、先端に無数の触角を生やしている。それが小十郎の胸の色づきをくすぐり、絡め取り、吸い付いている。
「こ、じゅうろ」
 ごくりと、政宗が喉を鳴らした。
「ぁ、見てはなりません。政宗様。早くっ、ぁ、入り口へ」
 触手は、まるで小十郎の弱いところを知っているかのように、脇腹に触角を這わせ、背中を探り、胸乳にからまり筋肉の筋を撫で、布に隠された下肢にも触れている。懸命に堪える小十郎から、妖艶な香りが立ちのぼっていた。
 ぶる、と政宗の下肢が震えて滾る。
「んっ、ふ……ぁ、政宗様。早く――」
「なぁ、小十郎。その、隠れてる部分はどんなふうにされてんだ」
 唇を舌で湿らせた政宗が、熱っぽくささやく。
「何を、申されて――っ、あ」
 政宗に目を向けた小十郎は、獲物を弄ぶ猛禽類の気色を纏う政宗に、身を震わせた。
「妬けるな」
「な、にを――申されて」
 小十郎の声が、掠れている。
「この俺以外に触れられて、感じちまってるんだろう?」
「そ、そのような、ことは」
「無い、と言い切れるのか」
 政宗の気配が膨らみ、剣呑な劣情に圧倒される。腰の奥を疼かせた小十郎に気付いたらしい触手が、政宗に見せつけるように、小十郎の体を開いて掲げた。
「 「あっ、ああ――」
「♪〜。わかってんじゃねぇか。この俺に、最高のShowを見せてくれるってぇワケか」
「政宗様。何を悠長なことを申されているのです! 早く、お逃げください」
「アンタのそんな色っぽい姿を目にして、どっかに行けるワケがねぇだろうが。動きずれぇぐらいに、滾っちまったんだよ」
 政宗が袴を落とし着物を捲り上げ、下帯の脇から猛る牡を取り出して見せる。反り返り屹立したそれに、小十郎がつばを飲み込んだ。
「そんな、物欲しそうな顔をすんじゃねぇよ。――たまんねぇ」
 政宗が、ゆっくりと陰茎を擦り始める。心臓をつかまれたような心地になり、小十郎は身を捩った。
「っ、あ、政宗様」
 それに触手が反応し、小十郎の着物をすべて地面に落とし、膝を大きく割り開いて彼のすべてをさらけ出す。
「あっ、やめっ、やめねぇか」
「excellent! 感じてねぇと言う割にゃあ、ずいぶんと元気になってるじゃねぇか」
「み、見ないでください」
「Showは、見て楽しむもんだろう? なあ」
 政宗の声に応えるように、触手が小十郎の陰茎に触角を伸ばす。亀頭をくすぐりながら触れ、触角の一本を蜜筒に差しこみながら、先端を包み込んで蠢いた。
「は、ぁあっ、ぁ、んぁ、やめっ、ぁ、ああっ」
 触手は徐々に、小十郎の陰茎を飲み込んでいく。そのたびに深まる蜜筒への愛撫に、小十郎の背骨が淫欲に満たされる。
「ふっ、ぅあ、ぁくっ、んっ」
「そんなにイイ声で啼くんじゃねぇ、小十郎。俺よりも、イイって言われてる気がするぜ」
「ぁ、はっ、そんっ、こ、とは――んっ、く」
 奥歯を噛みしめ、小十郎が快楽を堪える。そうすればより刺激に意識が向いてしまう事など、わかりきっているはずであるのに。
「ふっ、んっ、ぅう」
 職種の皮は薄いらしい。赤黒い先に、小十郎の牡が膨らみきっているのが、透けて見える。そこに無数の触手が這い回り、塞がれている蜜筒の隙間から欲液がこぼれているのが、うっすらと見えた。
「すげぇな」
 熱い息と共につぶやいた政宗が、自らを握る手に力を込める。それを視界に入れた小十郎が、触手から逃れようと総身に力を入れた。
「ま、さむねっ、さま――アアッ」
 触手が、小十郎が政宗へと向かう事を阻む。それに抗おうとする小十郎の筋肉が、軋む音が聞こえた気がして、政宗は唇を舐めた。
「小十郎。どんな風になってんのか、教えてくれ。どんな心地だ?」
「んっ、ぁ、そんっ、そのような、ことっ」
「知りてぇんだよ。どんなふうにされて、どんな具合に感じてんのかを」
 小十郎に下肢を見せつけるように、政宗が裸身となり腰を突き出す。ひく、と小十郎の秘花が反応し、それに気づいた触手が尻を割り触角で入り口を探り出した。
「ぁ、ああっ、やめっ、そこは――探るんじゃね、ぇ」
 触角が粘液を溢れさせながら、小十郎の内壁を探り進む。うねうねと動く細く濡れた触手が肉筒を疼かせ、媚肉と変えれば触手が侵入をはじめる。まるで自分が入れるかどうかを探ってから頭を入れているようで、政宗は場違いながらも猫の髭のようだと失笑した。
「ふっ、く、ぁ、ああっ、あぁ」
 当の小十郎にそんな余裕などあるわけがなく、たっぷりと濡らされ広げられ、蠢く触手と触覚に淫欲をあふれさせる。生まれたそれは血液に溶け込み、小十郎の思考を甘く痺れさせた。
「ひっ、ぁう、ぐ、ぁおおっ」
 胸に、陰茎に吸い付く触手が乳を吸い求めるように波打ち始めた。それに合わせて秘孔の触手がうねりながら出入りを始める。
「ぁ、ぉおおふっ、はひっ、はっ、ぁ、ま、さむ、さま、ぁ」
 小十郎の目じりから涙があふれ、政宗の劣情を煽った。
「どうした、小十郎。どんな具合か、教えろよ」
 ゆるく、誘うように政宗が自らの牡を扱いて見せる。すれば小十郎の秘孔が切なく締まり、触手がぶるりと喜びを表すように震えた。
「んはっ、ぁ、あああぁあっ」
 内部の触手が、多量の粘液を放出する。その刺激に促され、小十郎の牡が弾ける。――が、放つ蜜筒は触角にふさがれており、放出するはずの欲が逆流するような感覚に、小十郎の理性が崩壊した。
「はっ、ぁはぁおぉう、んひっ、はっ、すご、ぉあ」
 放たぬままの絶頂を迎えた小十郎の、弛緩したところに触手が迫る。胸乳の触手が乳を求める赤子のように脈打ちながら、乳腺を触角でくすぐり、陰茎を包む触手は躍動しながら、蜜筒をかき回す。
「ぉ、おぁああああっ」
 放った触手がずるりと抜けて、小十郎の秘孔から粘液があふれ出る。それをふさぐように、膨らんだ触手が勢いよく侵入した。
「ふぎっ、ぁ、がっ、ふとっ、ぁ、ああ」
 首を打ち振り髪を乱し、小十郎が体中に力を込めて身悶えている。政宗の全身から薄暗い劣情が立ち上り、それに呼応するように触手は動きを早めた。
「はひっ、は、ぁはっ」
「俺を咥えてるときも、こんなふうに引くつかせて、締め付けてんだな」
 政宗の指が、触手の出入りする秘唇を撫でる。
「ぁはっ、はふ――ま、さむねさまのっ、ぁ、時は、もっと、はっ、ぁあ」
「もっと、締め付ける、か――? 得体のしれねぇモンに犯されて、どこがどんな具合なのか、詳しく教えてくれよ」
「ぁふっ、ぁ」
 震える陰嚢を政宗が揉めば、小十郎が恍惚を浮かべる。促す様に指を絡めてあやせば、小十郎が口を開いた。
「ご、ごりごりとっ、ぁ、表面のイボのようなものがっ、ぁはっ、私のっ、ナカをっ、ぁ、あ、掻きまわしており、ますっ、ぁうう」
「他には?」
「ひっ、ぃ、胸っ、ぁ、吸われっ、ぁ、乳など出ぬはずであるのにっ、ぁ、このままではっ、ぁ、出るのではないかと錯覚するほどにっ、ひっ、ぁ、ああ」
「出たら、飲んでみてぇな」
「ぁ、はぁああ」
 優しくささやけば、小十郎がうっとりと声を放つ。
「魔羅、ぁ、は……っ、同じように、あ、吸い付かれ扱かれ、なれどっ、ひっ、細いものにふさがれてっ、ぁ、あ、こんなっ、ぁ、こんっ」
「気持ちがいいのか?」
「うっ、ぅう」
「素直になれよ、小十郎」
「こ、このような箇所で快楽を得るなどとっ、ぁ、これほどに浅ましい身体とはっ、ぁ、は、はぁ」
「浅ましい? 上等じゃねェか。もっと、淫れ咲いて見せろ」
「はぁっ、ぁ、政宗様っ、ぁ、政宗様がっ、ぁあ――そのっ、ぁ、猛る熱をっ、は、政宗様の熱がっ」
「How cute! ったく。折角の趣向を楽しもうと、堪えていたんだがな」
 皮肉めいて政宗が言えば 「も、申し訳ございません、ぁ、はっ」
 小十郎が、涙で艶めく睫毛を震わせた。
「Hey、アンタら。面白い趣向だったが、そろそろコイツを俺に返してくれ。小十郎は、俺の右目なんでな。無いと、困るんだよ」
 ぶる、と震えた触手が動きを止める。様子を窺うような気配に、政宗は指先にわずかな稲妻を走らせた。
「ぁひっ」
 触手の粘膜を走り、小十郎に伝わる。触手がゆっくりと小十郎から離れ、政宗は彼を抱きとめながら
「OK、イイ子だ」
 おとなしく従った触手を褒めた。
「政宗様」
 期待と快楽にかすれた声で、小十郎が呼べば、政宗が乱れた髪を掻き上げて唇を寄せる。
「んっ、ふ」
 丁寧な口づけを繰り返し、舌をからめ、腕を伸ばし足を広げて、二人はゆっくりと一つになっていく。
「ぁ、はっ、ん――ぁ、まさむ、ね、さまっ」
「小十郎――小十郎」
 上擦った声で、静かに想いを含ませた声で、呼びあう。
「いつでも、お好きに。――政宗様」
「こういう時ぐらい、すぐにでも欲しいと言ってみろよ」
 口をつぐんだ小十郎が、穏やかに頬を緩めた。
「貴方様が欲しくてたまらぬ右目を、その身に繋げて頂きたく」
「ったく。あんだけ乱れておいて、もっと下卑た直情的な言い方は出来ねぇのかよ」
 笑みの形にゆがめた唇を重ねあい、政宗は小十郎の熟れた媚肉に沈み込む。
「んぁ、はっ、はぁああぁああああぁああっ」
 待ちわびた瞬間に、小十郎が歓喜の声を上げ留められていた欲を放つ。
「くっ――」
 すぐにでも弾けそうなほどに凝っていた政宗は、絶妙な動きで絞り上げられ、促されるままに注がされた。
「は、ぁ――んっ、ふぅ」
「oh, dear。情けねぇ」
 かぶりをふる政宗の頬に、小十郎が手を添えて唇を寄せる。
「雨がやむまで、まだ時間はありましょう。それまで、どうぞ貴方様の右目を、ぞんぶんに可愛がっていただきたく」
「――ああ、そうだな。たっぷりと、愛し尽くしてやるよ」
 ヒカリゴケに照らされて、二匹の竜が寄り添い踊る――――。

 政宗の私室で、ほろほろと月を眺めながら杯を傾ける。くつろいだ政宗の横で、わずかの隙も無く小十郎が控えていた。
「しかし、変わった生き物もいるもんだな」
「――は」
「今までよりもずっと、淫らに絡み付いてきたのはアイツらの所為か?」
 片頬だけをニヤリと持ち上げた政宗に、小十郎は沈黙で答える。その目じりが、ほんのりと朱を浮かべたのを肴に、政宗は酒で唇を湿らせる。
「普段は、見られねぇモンも見られたし、な――」
「あまり、おからかいなさいますな」
「からかってんじゃねぇよ。たまんねぇっつってんだ」
 もぞ、と小十郎が座りなおす。その姿に、政宗は劣情をにじませた。
「小十郎」
「――ぁ」
 呼べば、まだ触れていないというのに小十郎が甘い声を出した。互いに目を丸くし顔を見合わせれば、小十郎の胸元で何かが蠢く。
「何だ」
 政宗が襟をつかみ小十郎の着物を左右に割り広げ、そこにあったものに、さらに目を丸くした。
「Oh」
「なんと」
 そこには、小さな触手が貼りついていた。
「ついて来ちまったのか」
 政宗が手を伸ばせば、甘えるように触手が絡む。ふと思いついて政宗が稲妻を指から放てば、触手はびくんと震えて小十郎の胸乳にからんだ。
「っ、ま、政宗様――?」
 とたん、悪童の顔になり唇を舐めた政宗に、小十郎が頬を引くつかせる。
「どうやら、言う事をきかせられるらしいな」
「な、何をなさるおつも――っ、ふぁ」
 触手が胸乳を吸いはじめ、小十郎が身悶えた。
「決まってんだろう。最高の夜を、過ごす以外に何がある」
「ごっ、御冗談を。おやめくださいっ、おたわむれは――っ、ま、政宗様っ!」
「I can not wait」
「ひっ、ぁふぅうう」
 月光に、右目の嬌声が細く甘く絡み付いた。

2013/06/29



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