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忍隊×幸村
 熱い息が漏れる。体が、妙に熱い。一体何なのかと思いながら、真田幸村はひやりとした床に頬を寄せる。体が熱い。衣服が邪魔で、脱ぎ捨てた。全身を床にゆだねる。
「んっ――」
 ぐり……と体の中心が床に擦れた。
「は、ぁ――」
 腰を揺らし、床に擦り付ける。板間のわずかなくぼみに亀頭の括れが引っかかり、強く腰を擦り付けた。
「はっ――ぁ、ああ」
 いけないことをしているという認識はある。それよりも、体内に凝っている熱のほうが――本能のほうが強く体を支配している。
「んっ――んぅ」
 片手を、熱の場所へ伸ばす。
「は――ぁ」
 触れた瞬間、うっとりとした声が漏れた。
「こ、このような事――だ、誰もおらずに、良うござった――は、ぁ……このような、誰にも、見せられぬ――はっ、ぁあ……んっ、自分で、このようなっ、んっ、くふぅ……きもちぃ、など――こんな、こんっ、魔羅っ――はっ、ぁあ……んふぅ」
 言いながら、手のひらを亀頭で包み、捏ねる。一体何が自分の体をこうしたのかがわからない。忍隊の者に与えられた団子を食し、部屋に戻り、しばらくすると甘い疼きを感じた。抗おうと思うまもなく、体が熱に支配される。
「んっ、ふっ、んっんんっ、ん――ぁ」
 男根を掴み、擦る。ぱた、と滲んだものが床に落ちた。
「ぁ、あぁ――んっ、ん――――」
 意識が、達することにのみ集中する。床に這い、尻だけを上げた格好で腰を振りながら自慰に熱中する。
「はっ、ぁあ――――ッ」
 上半身が動き、ぷくりと起き上がった乳首が床に擦れた。その刺激をもっと、と体をくねらせる。
「はっ、ぁ――んぁ、あ……っ、くぁああっ」
 猫が伸びをするような格好で、欲の蜜をびゅくびゅくと吐き出す。
――気持ちいい。
 甘い酔いが脳を支配した。
「ぁ、んっ、んぅ…………」
 もっと、という意識が湧く。達したというのに、治まりきらない中心は半勃ちのままで自らの手のひらに納まっている。もう一度、と思った瞬間
「幸村様」
 急にかけられた声に、飛び起きる。目の前に、数人の忍が立っていた。
「そ、そなたら――いつから」
 忍らは音もなく幸村の傍に寄り、一人は背後に、もう一人は前にしゃがみ、他は取り囲むように座して彼を見つめた。
「ぁ、な、何だ――ッ、はぁ、ん」
 背後の忍が手を伸ばし、きゅっと幸村の乳首を摘む。鼻にかかった声を出したことを恥じ入る隙も無いままに、指の腹でつぶされ、捏ねられ、声を上げた。
「んっ、はぁ――ぁ、やめっ、ぁ、ぁあ……離ッ、ぁんんっ」
 前にしゃがんでいた忍が身をかがめ、男根の先端を犬が水を飲むように舐める。
「はっ、ぁ、あぁ――そ、そなたらっ、何を……ッ、は、ぁあ――――ぁ、んぁああっ」
「伽、でございます」
 幸村を囲み、座している忍の一人が答えた。
「と、伽――――ッ、ぁ」
「左様。幸村様は、快楽を欲しておられるようですので、我らが存分に相手をさしあげようと存じております」
「ぁ、んっ――――い、いらぬっ、は、ぁあ…………ッ、くぅうん」
 ぴちゃぴちゃと濡れた音が耳に届く。もどかしい口淫に、疼きが強くなる。忍は幸村の言葉に返すことなく沈黙し、座していた。
 順繰りに座している者たちが、かわるがわる鈴口だけを舐め続ける行為は二周目になっていた。その間、背後の者は幸村の乳首を弄び続けており、真っ赤に膨れ上がったそこは、小刻みに震えていた。
「はっ、ん――――あぁ、あ……はぅう」
 達することも出来ず、抗うことも出来ずに情欲に支配された幸村は、足の爪で床を掻き、もどかしさを逃がそうとする。すると、三周目にして行為が変わった。
「はっ、んぁあああっ、はっ、ぁあ――ぁ、ああっ」
 すっぽりと口内に男根を包まれ、じゅうじゅうと吸われて身をよじり、両手で忍の頭を求めるように掴み、声を上げる。
「快いのですか――――幸村様」
「はっ、ん、ぁあ……ッ、ぅふぅう」
「快く無いのであれば、止めまするが」
 はっとして、幸村は首を振った。
「ぁ、き、気持ち快いっ――快いのだ……ぁ、もっと、もっと――――はっ、ぁ、ああっ」
 羞恥に顔をゆがめながら、求める。背後で乳首を捏ねていたものが幸村の足を抱え、開かせた。
「ぁ――――何、ッ! つ、冷た…………ぁ、あぁあ」
 子どもに小水をさせるような格好で抱えられた彼の尻に、ハマグリを取り出した忍がその中に入っている軟膏を菊花に塗りつけた。慎重に探ってから、内部に指を進める。
「はぅ、んく――――あ、ぁあ……き、気持ち悪――――ぃ?」
 じわり、と内壁に滲むものに気付いた瞬間、それは爆発的な勢いを持って幸村を駆けた。
「はっ、ぁあ――熱いッ、熱ぅあぁああ…………はっ、ぁあ――――あぁああっ」
 自分の内壁が、窄まりがヒクつき指をしゃぶっている感覚がはっきりと意識される。吸われている男根は弾み、大きな波が幸村を飲み込んだ。
「はひっ、ぁ――かふぅうっ、んっ、あぁあああ……も、もぉ、ぁあ――んっ、く、はぁあああああっ」
 大きく啼いた幸村が発したものを、忍は残らず吸い上げながら尻を暴く。達したばかりだというのに吸い付かれたままの男根は無理矢理に硬く熱く昇らされる。
「くふぁああんっ、んっ――――ぁ、はぅあぁあああっ」
 ぐちぐちと広げられる肉筒が爛れたように熱い。ずっと触れられていた乳首が、刺激を求めて存在を主張している。
「幸村様――――我ら、現在の給金でも満足いたしまする。こうして、幸村様の伽のお相手をさせていただけるのですから…………お情けを、我らにくださいますな」
「んっ、はぁ――わからぬぅ、わからぬぅううっ」
「――――さもありましょう。では、こう致しましょう」
 幸村に触れていた忍らが、そっと彼を床に座らせて手を取り、片手を乳首に、片手を菊花にあてがい手淫の作法を教えはじめた。
「んっ、は――は、ぁあ……あぁんっ、くふぅ」
 じきに忍の手が離れ、幸村は自らの内部を爪で掻き、乳首を捏ねて男根から涎をたらし始める。
「幸村様――足りないとは、思いませんか」
「た、足りぬ……ぅ、んぁ――た、足りぬぅ」
「では、これはいかがでしょう」
 言った者が顎で一人を示し、象牙で作られた魔羅の彫刻を幸村の内部に埋め込んだ。
「はっ、あぁああああ――ッ」
 ズッズッと抜き差ししながら、空いた幸村の手を彼の男根にあてがうと、その手はすぐにそこを弄り始める。
「幸村様が今、御自身でお遊びなされている箇所――我らに吸われとうはござりませぬか」
 幸村の脳裏に、強く吸われた刺激が、捏ねられた乳首の快楽がひらめく。
「尻も、もっと奥まで熱いものでかき回されたくはございませんか」
「ぁ、はぁ――ぁあ、ッ……そんっ、ぁ…………」
 忍の手が、根元から先端へ優しく撫で上げ鈴口をあやす様に動く。
「は――ぁ、ぁあ……」
「もっと、気持ちよくなりたいでしょう?」
 耳の中に、舌を入れられた。
「ふんっ、は、ぁあああ」
 ぞくぞくと背筋に甘い痺れが走る。
「一言、我らに情けを与えると――――そう仰っていただければよいのですよ。そうすれば」
「はっ、んぁあああっ、はっ――ぁあっ、あ、ふぁ」
 細やかな動きで、指が男根を這い回る。
「これよりももっと、幸村様を快くする技を――させていただけます」
 幸村の理性が、ほぐれ、蕩け、霧となった。
「ぁ、ぁあ――あ、与えるっ、与える……から、ぁあ、もぉ、熱くてたまらぬっ――――はやくっ、ぁ、んっ……あぁあああっ」
 仕組み求めた恩賞を、忍らは恭しく時間をかけて授かった。幸村が、それを思い出して求めるようになるくらいの執拗さを伴って――――
「んひぁあああ――は、ぅんぁあああっ――も、もっとぉ、もっとぉおお……はひっ、ひぃあぁああああ――とまらぬぅっ、とまらぬぅぁあああああ、もっとぉ、はぁああああっ! き、きもちひっ、ひぃああああああ」


2010/11/15



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