立ち寄った島で、元親は変わった老人を見つけた。岩陰にうずくまっている老人に声をかければ、山頂の小屋に帰る途中に足をくじいてしまったという。 そんなら俺が運んでやるよと元親は、ともに島を探索していた部下のひとりに老人を持ち上げさせて背負った。「俺ァ、じいさんを運んでくるから。船に戻っとけ」「へい、兄貴」 山の上ではいまから行けば日が暮れる。ひと晩は泊まっていただかなければならないと老人が言い、船のことはまかせたぞと部下に言い置いて、元親は老人を背中に乗せているとは思えぬほど、軽快な足取りで山道を進んでいった。「俺は長曾我部元親。西海の鬼ってぇ呼ばれてんだ」 なるほど鬼と呼ぶにふさわしい偉丈夫だと老人は言う。海の男にしては肌が白く絹のようだと言われて、元親は照れくさそうに笑った。「野郎どもがこんがり焼けても、俺はなぜか白いまんまなんだよな」 白銀の髪に白い肌、紫の眼帯が映える姿はまさしく人ならざるものだと老人に言われ、元親は「よせやい」と鼻先で、まんざらでもなさそうに笑った。 隆々とした筋骨を誇る元親にとって、やせっぽっちの老人は山登りに邪魔になる重さではなかった。人よりも頭ひとつ、あるいはふたつぶんほど高い背丈と、みっしりと盛り上がった胸筋や太い枝のようにどっしりとした腕、細身の女の腰ほどもある太腿と、しなやかに伸びたふくらはぎや締まった足首、整い安定した体幹に支えられた足先は、いささかの不安もなく山道を登り、狭い岩場を潜り抜け、老人が住まいと言った小屋に到着した。「よくまあ、その年でこんな険しい道のりを降りたもんだぜ」 慣れた道なのでなんともないと老人は言い、手を叩いた。すると元親ほどではないが、筋骨たくましい若い男が現れた。老人が元親を紹介すると、若い男は頭を下げた。長すぎる前髪で目が隠れている男は、老人に命じられてすぐに供応の支度をととのえた。(まるで俺が来ることを知っていたみてぇだな) 目の前に並べられた山菜の煮つけや焼き魚、獣肉や酒をながめる元親の心の声が聞こえたかのように、老人は「合図を送っておきましたので」と答えた。 なるほどそういえば妙な口笛を吹いていたなと元親は納得し、出された料理に次々と手をつけた。どれもこれも見た目は素朴な料理だが、手を止められぬほどに美味だった。とくに酒の味はたまらなく、元親は薦められるままに盃を重ねて、気がつけば空の徳利が片手の指より多く転がっていた。「いやぁ、すっかり馳走になっちまった」 そう言うと、湯が沸いておりますのでと青年が元親を促した。酒に足元をふらつかせつつ、元親は湯殿へ向かった。すべてを脱いで脱衣所から出ると、そこは天然の温泉だった。「こいつぁ贅沢だ」 すっかりゴキゲンで湯につかっていると、体の奥からポカポカしてくる。しかしそれは不思議な心地を伴っていた。(なんだぁ?) 腰のあたりというか、股間がムズムズしはじめる。疲れ魔羅にでもなったかと思っていると、さきほどの青年と老人がやってきた。裸身の青年の腰のものが隆々とそびえていることに、元親はギョッとする。「それでは、最上のもてなしをさせていただきましょう」「へっ?」 どういうことだと言うより先に、老人の袖から縄のようなものが飛び出してきた。おどろく間もなくからめとられた元親の体が宙に浮く。よく見ればそれは、ぬめりを帯びた蛇のようなものだった。「な、なんでぇ、これは……っ、くぅ」 老人の袖から伸びている蛇は6匹。それぞれが元親の手足を捉え、残った1匹は胴に、もう1匹はやわらかな状態の元親の魔羅に絡んでいる。蛇は口を開けて、元親の手首、脚の付け根、胸筋、そして魔羅のくびれに噛みついた。「くっ、ぅううう」 ジクジクと刺さった牙からなにかが体内に浸み込んでくる。視界がかすんで、意識がぼんやりとしてくる。(俺は……妖怪の罠にかかっちまったのか)「これが、もてなし……かよ」 皮肉に頬を持ち上げた元親に、青年が近づいた。なにやら壺を持っている。その中に彼が手を突っ込むと、蛇は元親の尻を青年に向けた。「うぉっ? なにをするつも……っ、ひ」 濡れた指に尻の谷をなぞられて、元親は高い悲鳴を上げた。「な、なんだよ」 最高のもてなしをするだけだと老人は言う。「なにが、最高のもてなしだ。人の自由を奪って、蛇に噛みつかせて尻を触って、どうしようってんだ」 鬼とは欲に忠実なもの。欲の権化。これほどの美鬼ならば人の世に住まうための理性を壊し、奥底に眠らせている欲望を開放させるが最良のもてなしと考えたまで。 老人の言葉に、元親は目を白黒させた。「欲望を開放させるって、どういうことでぇ」 その蛇は毒にあらず。塗っている膏薬と同様に、本能を目覚めさせるもの。男ばかりの船での旅と聞いたうえで、押さえつけている欲を開放すれば船出の役にも立つだろうと考えたのだと、老人は蛇を動かした。2匹の蛇が元親の乳首に噛みつく。「んうっ」 じわりと滲んでくるものがある。それは甘美な熱を元親に植えつけた。蛇が舌を伸ばして乳首を舐める。すると電流のような刺激が走り、元親の腹に力が籠った。「んぅっ」 体中がムズムズする。魔羅に噛みついている蛇も舌を伸ばして、鈴口を舐めたかと思うと尿道に舌を差し入れた。「はひっ、ひぁ、あっ……そんっ、ぁ、舐め……っ」 心地いいでしょうと老人が言い、青年の指が秘孔に沈んだ。「はうっ、ぁ、そん……尻、ぁ、ああ」 グニグニと動く青年の指が元親の内壁をやわらかくする。乳首を、尿道を、秘孔を責められる元親の思考は乱れてたわむのに、感覚は鋭敏になっていく。「はっ、はぁ……なん、でぇ……こりゃあ」 抗わず、素直に欲に従えばいいと老人が言い、青年が口を開けて元親の蜜嚢をしゃぶりはじめた。魔羅を食む蛇が頭を上下しながら尿道をかき回す。乳首の蛇は舌をぞんぶんに動かして元親の肌をなぶった。「はっ、はぁ……あっ、なんでぇ、こりゃあ、あっ、あ、ああ」 きもちいい、という単語が脳裏に閃く。元親は唐突な淫蕩の泉に突き落とされた。擦られる尿道は射精時に似た快楽を生み、青年のしゃぶる蜜嚢は次々に蜜を生み出す。けれど舌でふさがれているので、わずかも漏らすことができなかった。「は、ぁあ……あううっ、んっ、ぅう」 元親は歯を食いしばり、射精欲にわなないた。出している感覚があるのに出せていないというのは、たまらなく淫靡な拷問だった。まさぐられる尻やねぶられる乳首から押し寄せる快感が、射精欲の後押しをして元親をさらに追い詰める。「あっ、ぁは、ぁ、ああう……くっ、んぅう」 出したいでしょうが、もうしばらく堪えてくださいと、老人が淡々とした声で告げる。そうすれば極上の地へ飛び立つことができますからと。 興奮のかけらもない老人の声は、ひとり野欲に苛まれている元親の羞恥をあおり、興奮をさらに高めた。「ひっ、はぁ……ぁ、ああうっ、んっ、くぅう」 ほぐされている肉壁の感覚が変わっていく。熱く淫らにうごめいて、刺激に歓喜をしはじめる。青年の指が抜けて、かわりに魔羅に噛みついていたヘビが秘孔に頭を突っ込んだ。「ひっ、ぃいいっ」 ヌルヌルと奥を目指す蛇のくねりに、元親は身もだえた。最奥に到達したヘビが、そこに牙を突き立てる。「はふぁああああっ!」 腰を跳ね上げた元親の魔羅から、盛大に子種が吹き出した。青年が魔羅を扱いて手助けをする。「はっ、はぁう、ふ……っ、く、んぅ」 甘える子犬の鳴き声に似た音を漏らした元親の体が床に置かれた。目の前に青年の隆々とそびえる魔羅がある。口の中に指を入れられたかと思うと、喉奥を魔羅で疲れて、元親はえずいた。「おぐっ、ぶっ、んぐぅう」 青年は容赦なく元親の口腔に魔羅を擦りつける。あふれる唾液を生理的な反応で飲み下した元親は、そこに含まれた青年の先走りをも喉の奥に通した。すると口内を擦られるのがひどく気持ちよく、また青年のソレが非常に美味に思えてきた。「はふっ、ん、んふぅう」(そんなはずは……魔羅をうまいと思うはずがねぇ) 頭の中で否定をしても、体がそれを求めている。そんなはずはと思いつつ、元親は青年の尻を掴んで自ら魔羅にしゃぶりついた。「ふぐっ、んっ、んぐぉ……おふっ、ふ、んぅうっ」 飲めば飲むほど欲しくなる青年の先走りは麻薬のようで、元親は「そんなはずは」と思いながらもむしゃぶりついた。秘孔の奥に噛みついたヘビがグネグネと動く。たっぷりと奥に毒が沁みていくのがわかったが、魔羅をしゃぶりながら否定をするのに忙しく、引きはがす考えが浮かばない。しばらくしてから牙を抜いたヘビは口を閉じ、身をくねらせつつ秘孔の奥に体当たりを始めた。「ふぐぅうっ、んぅっ、うっ、ぉ、おふぅ」 どしんどしんと奥を叩かれるたびに、えもいわれぬ心地よさが背骨を駆け上がる。それをもっと味わいたいと思いかけて、元親は己の変化に驚愕した。(ケツの穴をまさぐられてよろこぶなんざ……魔羅をしゃぶって、気持ちがいいと思うなんざ……あるわけねぇ) 否定をする元親の乳首に蛇の舌がからみつく。絞られながら乳口をくすぐられると、鼓動が激しくなった。魔羅の先からボタボタと先走りがこぼれ出る。残ったヘビがいっせいに魔羅を舐めはじめた。そのうちの1匹が尿道の奥をまさぐり、別の1匹が蜜嚢にかぶりつき、そのまた別のものが幹にからんでしごかれる。あちらこちらを責められて、快楽をぶつけられる元親の口内で、青年の魔羅が弾けた。「ぐぶぅううっ」 むせるほどに濃い液が、ねばねばと舌にまとわりつく。舌に乗ったそれは過去に呑んだことのある、どの酒よりも味が深く美味だった。えずきながらも飲み干した元親の口から魔羅が抜かれる。「あっ」 未練たっぷりな元親の声に、老人が「いかがですかな」と声をかけた。「はっ、はぁ……あっ、ぁ」 体はもっと飲みたいと言っている。けれど理性がそれを押しとどめていた。西海の鬼と呼ばれ、多くの荒くれ者たちを束ねる自分が、男の魔羅をしゃぶりたいなどと言えるものか。 人の世に住まう鬼の理性は相当なものだと老人は感心し、元親の手足に蛇を絡ませ持ち上げた。大きく足を広げられた元親の前に、青年が立つ。青年の腰のものは、さきほど達したばかりだというのに天を向いていた。 ギョッとした元親の尻に青年のそれがあてがわれると、奥に入っていたヘビがスポンと抜け出た。「んぁっ」 空白となった秘孔がうずいて、そこになにかを埋めてほしくなる。(んなワケねぇ……ケツになんか入れてほしいなんざ、思うわけが)「あ、ぐぅうう」 ズブンと青年の魔羅が沈む。熱さと質量にうめきながらも、元親は歓喜を覚えていた。(そんな……そんな……っ) 魔羅を突っ込まれてうれしがるなんて、信じられない。そう思いたがる思考は、無残にも快楽を求める本能に打ち砕かれた。青年の腰が打ちつけられるたび、たまらない心地よさが体を満たす。もっともっとと本能が求めている。 体に絡まっていたヘビが離れて、元親は青年に抱きしめられる格好となった。体躯の大きな元親を抱き上げているのに、青年はグラつくどころか元親の腰を掴んで上下にゆすってくる。元親は青年の首に腕を、腰に脚をからめて己の変化に困惑していた。(俺が……俺が、こんな、こんな……っ) 耳元で青年の短いうめきが聞こえて、奥に子種が注がれる。打たれた衝撃で射精しながら、元親は自分の中のなにかが砕け散った音を聞いた。 ゆっくりと床に下ろされる。射精をしたのに体はちっとも満足していなかった。喉は渇き、乳首はうずき、股間はたぎって秘孔はヒクついている。 欲に目覚めた気分はいかがですかなと老人が問う。元親は気だるい体を起こして、不敵に唇をゆがめた。「体が熱くてたまらねぇ。よぉ、ジィさん……きっちり落とし前をつけてくれよ。極上のもてなしをしてくれるんだろう?」 もちろんですと老人が笑って手を叩くと、どこから湧いて出たものか、屈強な男たちがずらりと並んで現れた。どの男の腰のものも、立派にそびえ立っている。 元親はペロリと唇を舐めて、男たちに腕を伸ばした。「来いよ……この鬼を、たっぷり満足させてみな」 それを合図に、男たちは元親に殺到した。 元親を背後から抱き上げた男が、無遠慮に秘孔の奥に魔羅を突き立てる。浮いた元親の足元に入った男が口を開いて蜜農をしゃぶり、魔羅をしごく。両方の乳首に吸いついた男の肩をよじ登り、肩車の形になった男の魔羅が元親の口を犯す。 まるで曲芸のような快楽の饗宴を、元親は全身でむさぼった。「んはぁあっ、あっ、はぐぅうっ、んぶっ、ひっ、んぐぅうっ」 床に転がされ体を折られて、秘孔に出入りする魔羅を見せつけられる。顔の前に来た自分の魔羅から飛び出る子種を、自分の顔で受ける。背後からガツガツと貫かれつつ、喉奥を犯される。両手に魔羅を握らされ、体中に精液をぶちまけられる。 時が経つにつれて、元親は妖艶な美鬼へと育っていった。「はっ、はんぁあっ、すご……ぉあっ、いい……っ、くぅう」 知らぬ間に体は改造されていき、気がつけば乳首からは乳があふれるようになっていた。胸筋を押すと乳が飛び出る。男たちがそれに誘われ吸いつくと、元親は魔羅をしゃぶりたがった。 いくら出しても子種は尽きず、奥に注がれるたびに胸が張る。 日が昇るころには、元親はすっかり淫鬼と化していた。「はぁ……すげぇ、最高な気分だ」 精液にまみれた体に朝日が当たる。白い肌を興奮の桜色に染めた元親は神々しくもあった。 それはよかったと老人は笑い、船の方々への土産にもなりましたでしょうと付け加えた。「おう。これで長期の航行でも、あいつらに不満を持たせずにやっていけそうだ」 豪快に笑った元親は、体中にまとわりついた精液を湯で流し、さっぱりとして船に戻った。「おう。戻ったぜ」「おかえりなさい、兄貴! ジィさんはどうでした」「たっぷりともてなされたぜ」「そいつぁ、よかったですね」「土産があるんだけどよ。権左、おめぇ先に味見してみろ」「へっ? いいんですかい」「おう。ちょっとあふれそうだしよ」「あふれそうって、どういうことです」「こういうこった」 元親が自分の胸筋をギュッと握ると、乳首から白濁した液体が飛び出した。「うぇえっ?! 兄貴……乳、出るんですか」「まあな。――で、味見すんのか、しねぇのか」 権左の喉がゴクリと鳴った。ほんのりと甘くかぐわしい香りが乳首から立ち上っている。「そいじゃあ、失礼しやす」 そろそろと近づいた権左に乳を吸われて、元親はうっとりと息を漏らした。「は、ぁ……んっ、もっと、強く」 言われるままに権左はキツく乳首を吸った。「はっ、ぁあ……くっ、そうだ……もっと、ぁ、あ」「乳、きもちがいいんですか、兄貴」「おう、すげぇ、いい……から、もっと、もっと吸ってくれ」 頬を上気させて瞳を淫らに潤ませた元親の表情に、権左の股間に血が廻った。「へいっ、兄貴! まかせてくだせぇ」「んぁあっ!」 思い切り吸いつかれ、元親は大声を上げてのけぞった。聞きつけた連中が駆け寄ってくる。「どうしたんですか、兄貴……って! なにやってんだ、権左」「ああ……彦六……っ、もう片方、あまってんだ……なぁ、おめぇも吸わねぇか?」 空いている胸筋を絞って見せた元親に、彦六は唖然としながらフラフラと近寄って、元親の顔と乳をあふれさせる乳首を見比べた。「あ、兄貴……乳が出るなんて、しりやせんでした」 二ィッと笑った元親が唇を舐めると、彦六は「いただきます」と手を合わせて吸いついた。「んっ、ふぅ……はぁ、あっ、ん、すげぇ……っ、もっと、ぁ、吸え……っ、く」「めちゃくちゃエロいし、うめぇです! 兄貴の乳……すげぇ」「はっ、ぁあ、そうだろ……っ、んっ、山の土産だ……たっぷり味わえ」「はいっ!」 ジュウジュウと音を立てて吸われる元親の股間が熱くなり、ジワリと先走りが下帯に滲む。尻の奥がムズムズとして、もっと刺激が欲しくなった。「んはっ、はぁ……っ、あ、あ」 元親は乳を吸われながら帯を外し、袴を落として下帯を脱ぎ去った。気づいた権左と彦六が乳を吸ったまま目を上げる。「おめぇらに吸われて、魔羅からも乳があふれてきたんでな」「兄貴の乳を吸ってたら、俺らの魔羅もギンギンになっちまいやした」「そいつぁいいや。見せてみろ」「へいっ」 いそいそと脱いだふたりの股間は、立派に立ち上がっていた。ふうむと元親はしゃがんで見比べ、権左の魔羅にかぶりついた。「うっ、兄貴」「彦六は、もうひとつの口でヌいてやる」「も、もうひとつの口って」「コッチだよ」 いたずらっぽい顔で元親は自分の尻を開いた。「い、いいんですかい」「いいもなにも、うずいてしかたがねぇんだよ。互いにスッキリできりゃあ万々歳だろ? 山の上でたっぷり濡らしてほぐしてある。すぐに突っ込んでも問題ねぇよ」「そ、それじゃあ」 遠慮がちな声とはうらはらに、元親の尻を掴んだ彦六は荒々しく秘孔を突き上げた。「がはっ、ぁ、あはぁうううっ、そ、ぁあ」「ううっ、兄貴のケツ孔、めちゃめちゃ気持ちいい」「ぁ、ああうっ、はぁあ……、あ、うんっ、あっ、あ」 ガツガツと腰を打ちつけられてうめきつつ、元親は口を開いて舌を伸ばし、権左の魔羅をしゃぶりなおした。「はむっ、んくうっ、んぶっ、んっ、んぐうう」 権左も腰を動かして、元親は彼等の速度で秘孔と口腔を犯された。揺れる元親の魔羅から先走りが床に落ち、乳首からは乳がにじんでぽたりぽたりとしずくを落とす。なんとも甘美な匂いが立って、彼等は快楽の酔いに犯された。「はぐっ、んぶぅうっ、んぐっ、んっ、ぐはっ、げほっ、はぁ、あ、すげぇ……濃い」「そりゃあ、兄貴。俺たちゃ女日照りですから、たっぷり溜まっているんでさぁ」「ああっ、兄貴の中にぶちまけられるなんて、最高だぁ」「は、ぁあ、そうかいそうかい……そいつぁ、よかった。なら、この土産をほかの奴等にも味わわせてやんねぇとな」 元親の声に、権左と彦六が大声を上げて船内の男たちを呼ぶ。三人の姿を見た者たちはギョッとして、けれどすぐに股間を膨らませて元親に殺到した。「うおおっ、兄貴! 絞れば絞るほど乳がピュッピュッて飛び出しますぜ。すげぇ、いい匂いの乳だなぁ」「兄貴の魔羅、ギンギンのビンビンに震えてるじゃないですか。ああ、兄貴の子種、めちゃくちゃうまい」「くううっ、兄貴のケツ孔クセんなりそうです! キュンキュン締めつけてきて……たまんねぇっ!」 性の解放に飢えていた男たちはすぐさま元親の虜になり、はじめは元親の体を気遣っていた者たちも、しだいに遠慮がなくなって己の欲望のままに元親を犯しはじめた。 ひとりが嗜虐性に目覚めると、次々にそれは連鎖して元親をうやまいながらも餌食にしていく。「ほらほら兄貴、手が動いてませんぜ。しっかり扱いてくださいよ」「兄貴の淫乱ケツ孔が、魔羅が欲しくてヒクヒクしてますぜ。ドロドロに子種をあふれさせてんのに、まだまだ欲しいんですかい」「乳しぼられてあえぐなんて、兄貴ほんとにエロすぎでしょう。いままでどうやってガマンしてたんすか」「はんっ、はんぁあっ、ぁぐぅうっ、奥っ、ぁ、突い……っ、んんっ、ぁ、熱い、子種、ああ、かかって……はっ、ああ、あふれるっ、乳も子種も絞られてっ、でっ、でるぅっ……たっぷり、でちまぅううっ!」 歓喜の悲鳴を上げる元親の体中に雄の匂いが充満する。精の匂いの中に甘い乳の匂いが混ざると、男たちの興奮と支配欲はますます強くなった。「こんだけの人数を相手してんのに、乳も子種もちっとも枯れねぇなんざ、兄貴すごすぎでしょう」「兄貴、自分がどんだけ淫乱なのか自覚してます? いままで兄貴が隠してた本性を、俺らにはっきり言って教えてくださいよ」 獣じみた好色な気配に包まれて、精液まみれの元親は脚を置きく開き、尻を自分の手で開いて精液でドロドロになった下肢を見せつけながら、ほほえんだ。「や、野郎ども……っ、お、俺の……鬼の名前を言ってみな……西海の鬼……淫乱の鬼たぁ、俺のことよ……ああっ、はやく、ぶっとくて熱いモンを突っ込んで、たっぷり子種を食わせてくれよぉ」2017/05/04