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M十郎の乗馬

 鐘の音が大気を流れ、畑の土の具合を確かめていた片倉小十郎の耳に届く。はっと顔を上げた小十郎は手のひらから土をこぼしつつ立ち上がり、空を見て青ざめた。山の端が橙に染まっている。
「しまった」
 小十郎は慌てて納屋に農具を置き、大急ぎで屋敷の厩へと走った。
「政宗様!」
 小十郎が息を切らしながら馬小屋に飛び込む。ゆっくりと振り向いた主、伊達政宗の右目の眼帯が、さしこむ夕日に照らされて光った。ごくり、と小十郎が喉を鳴らす。
「俺との約束よりも、畑のほうが重要か」
 ぞわ、と小十郎の背が冷たいものになでられた。
「いえ、そのようなことは」
 小十郎の声が乾いている。それに左目を細めた政宗は、馬をなでていた手を小十郎に伸ばし、汗の伝う首から鎖骨を指でなぞった。
「思い出して、必死に走ってきたのか」
「ぁ」
 政宗が小十郎の汗を舐め、頬の傷跡に唇を寄せた。
「Oh, well。今から行くぜ。お前のために特別に作らせた鞍がある。乗ってみせろ、小十郎」
「は、しかし」
 小十郎が不安げに空を見る。ゆったりと日が山の影に落ちていっている。
「暗いほうが、好都合なんじゃねぇか? 小十郎」
 政宗の唇が淫靡に歪み、小十郎は胴震いをした。
「は。では、着替えてまいります」
「おいおい。これ以上、俺を待たせるつもりか? そのままでいい」
「しかし」
「短袴の方が、都合がいい」
「え」
 驚く小十郎に、政宗は小十郎の馬の綱を引き、その背に乗せている鞍を見せた。
「俺との遠駆けの時には、この鞍を使え。小十郎」
 鞍を見た小十郎の目が見開かれ、ヒュッと喉が鳴った。
「政宗様。こ、れは」
「Coolだろう?」
 馬の鞍についている張型を、政宗が得意げになでた。
「お前の体を思いながら、反りも飾りも、この俺自ら設計したんだ。ヨくねぇはずは無いと思うぜ」
 政宗が小十郎の腕を掴みひきよせる。小十郎の目は黒々とそりかえった張型に、縫いつけられたように動かない。張型は見事に陽根の形が再現され、ところどころに小さな飾り突起がついている。惚けたように見つめる小十郎の尻を、政宗が掴んだ。
「っ、あ」
「短袴なら、裾をまくってコレを入れやすいだろう?」
 するすると政宗の手が裾から入り、小十郎の下帯を掴んだ。
「早く、乗ってみろよ。小十郎」
「しかし、政宗様。それでは、その、門をくぐるときに」
 門番に妙に思われるのではないかと案じる小十郎に、政宗が鼻を鳴らした。
「なら、こうすりゃあいい」
 政宗は懐から短刀を取り出し、短袴の尻に切れ目を入れた。
「これなら、ギリギリ張型を呑めるだろう」
 どうしても主はこの鞍に自分を乗せたいらしいと、小十郎は唇を噛んだ。ふる、と自分の牡が動く気配を感じつつ、小十郎は頷いた。
「Good」
 ニヤリと政宗が竹筒を小十郎に渡す。中身が何かを小十郎は知っている。受け取り、蓋を開けた小十郎は短袴の穴から竹筒を入れ秘孔に刺し、膝をつき尻を突き出す格好で這った。
「ぅ、う」
 トロリと竹筒の中にあった油が小十郎の秘孔に流れる。政宗の視線を感じながら、小十郎は竹筒を掴み動かし、張型を呑むための準備をした。
「は、ぁ、あ、く、ぅう」
 竹筒に油が絡み、小十郎の秘孔を滑る。着衣のまま乱れる小十郎に、政宗の牡が熱くなる。
「後は、俺が解してやるよ」
「ぁ、政宗様」
「うれしいだろう?」
「はい……よろしくお願いいたします」
 息を詰めた小十郎が竹筒を抜き捨てる。政宗は小十郎の尻を掴み、短袴の穴に猛る熱を入れ、小十郎の油で濡れた秘孔に進んだ。
「ぁぎっ、ひ、は、ぁあっ」
 ブルブルと震えて政宗を受け入れた小十郎が、求めるように腰を振る。
「そんなに強請るなよ」
「ぁ、早く、慣らさねば、ぁ、日が落ちきってしまいます」
「That's so」
「っは、ぁあ」
 政宗の腰が打ちつけられ、小十郎が仰け反る。かき回され熱された小十郎の秘孔から全身に快楽が広がり、疼き尖った小十郎の胸乳が着物に擦れて、甘いもどかしさが走った。
「ぁ、はっ、政宗様、ぁあっ」
「ふ、そんな絞めんな」
「んっ、は、ぁ、政宗様っ、ぁ、小十郎に、注いでくださっ、ぁ、あ」
 拳を握り求める小十郎の望むままに、政宗は欲を注いだ。
「くっ」
「は、はぁああっ」
 ブルッと腰を震わせた小十郎が、下帯の中で弾ける。痙攣する小十郎から抜き出た政宗は、射精の余韻に震える小十郎の腕を取り立ち上がらせ、手綱を与えた。
「そんだけ濡れて広がったんなら、乗れるだろ?」
「っ……は、い」
 秘孔を閉めて政宗の欲と油がこぼれぬように気をつけつつ、小十郎は鐙に足を乗せて馬上に浮いた。
「んっ、ふ」
「早く、呑めよ」
「ぁ、はい――く、ふぅう」
 慎重に腰を沈め、小十郎は鞍の張型を呑み込む。太ももで馬の胴を挟むと秘孔が締まり、くっきりと張型の存在を小十郎の意識に伝えた。
「乗り心地はどうだ。小十郎」
「ぁは、すご、ぁ、い、です」
「走れば、もっと良さがわかる」
 ヒラリと自分の馬に乗った政宗が小十郎の馬の鼻をなで、ついてくるよう伝える。政宗が自分の馬を歩かせると、小十郎の馬はその後ろに添った。
「政宗様。片倉様。チィッス!」
 門を守る者に軽く手を上げて返事をした政宗が、悠々と門を出た。馬が歩くたびに張型で秘孔を擦られ、上がりそうになる声を抑えるために総身に力を込めた小十郎は、ぎこちない笑みを浮かべて政宗に続く。
「片倉様の足、間近で見たのは初めてだけど、すげぇな」
「ふくらはぎ、ビシッと筋肉が盛り上がってたな」
 そんな声を背中で聞きながら、小十郎は手綱に縋った。
「そろそろ駆けるか。Ha!」
 足で馬に指示を出して政宗が駆け、小十郎の馬がそれを追う。
「はっ、ぁ、あうっ、ひっ、ぁは」
 跳ねる馬上で張型に攻められ、小十郎は振り落とされぬよう手綱を離し、鞍の前を握った。馬の動きに合わせてズンズンとかき回される。政宗が小十郎の体を思いながら設計したというだけあって、反りも長さも申し分なく、飾りが絶妙な箇所を刺激し小十郎の野欲を燃え上がらせた。
「How are you feeling?」
 政宗の問いが風に乗って小十郎に届く。
「ぁ、は、はううっ」
 小十郎は答えようとしたが、言葉にならなかった。馬脚をゆるめて小十郎の横に並んだ政宗が、瞳を潤ませあえぐ小十郎の顎を掴み、顔を寄せた。
「んふっ、んっ、んんっ、は」
「Oh,sexual desire of you stimulated」
 政宗が馬首を街道から逸らせて木々の間に入る。小十郎の馬もそれに続いた。
 河原につき、政宗は馬に水を飲ませる。小十郎の馬もそれに並び、首を伸ばした。
「休憩をしようか」
「ぁ、は、んっ、政宗様」
 震える小十郎に、政宗がニヤリとする。
「気に入りすぎて、降りたくねぇか?」
「っ、は、いえ。大丈夫、です」
 歯を食いしばり、腹に力を込めて張型を抜いた小十郎が、馬上から転げ落ちる。
「おっと」
 受け止めた政宗の胸に顔を埋め、荒い息を吐き出しながら小十郎が縋った。
「も、申しわけありませ……ぁ」
 政宗の手が着物の合わせ目から小十郎の懐に入り、胸乳を探った。
「こんなに硬くして」
「ぁはっ、ぁ、は、ぁふ、政宗様、ぁ、あ」
 指先で尖りをもてあそびつつ、政宗は小十郎の口を吸った。
「んふっ、ふっ、んっ、んぅう」
 舌を伸ばし求める小十郎の口腔を舐り、胸乳を摘む。
「んふぅうっ」
 鼻から高い悲鳴を上げた小十郎が震え、彼の絶頂を確認した政宗は小十郎を離した。
「脱げ」
「はい」
 声を震わせた小十郎が着物を脱ぎ、下帯姿となる。それも外そうとした小十郎の腕を掴み、政宗は彼の股間に顔を寄せた。
「グショグショだな」
 ビクリと小十郎が身を硬くする。
「雄臭ぇ」
「申し訳ございませ、は、ぁあっ」
 政宗が下帯ごと小十郎の牡を咥え、吸った。
「そんなに、あの鞍が気に入ったのか?」
「ふっ、ふぁ、あ、政宗様が、ぁ、俺のために、お作りになられた物を、気に入らぬはずが、ぁ、は、はぁあっ」
 布越しに歯を立てられ、小十郎の膝が崩れる。座りこんだ小十郎の鼻先に唇を寄せ、政宗も着物を脱いだ。ブルンと飛び出た政宗の若々しく猛る陽根に、小十郎は喉を慣らして喰らいついた。
「はふっ、んっ、ふ、は」
「そんな、ガッつくな。――そんなに好きか?」
「はい、ぁ、んふっ」
 グイと小十郎の額を押して、政宗は小十郎の口から自分を抜いた。
「違うだろう? 小十郎。ちゃんと言えと、何度言ったらわかる」
「申しわけございません」
 ヒタヒタと政宗の牡が小十郎の頬を叩いた。
「言いなおせ」
 震える息を吐き、小十郎が政宗の牡に頬を擦り寄せ舌を伸ばした。
「は、ぁ、政宗様の魔羅、ぁ、大変おいしゅうございます。んっ、はふ、熱くて、ぁあ」
「魔羅、じゃねぇだろう?」
「んっ、政宗様のチ○ポ、ぁ、おいし、はふっ、んっ、んじゅっ、んん」
 たかぶった小十郎が喉奥まで政宗の牡を飲み込み頭を振る。頭の芯まで淫蕩に痺れる小十郎の、欲に浮かされた顔に熱い息を吐き、政宗は手を伸ばして彼の胸乳を指先でころがした。
「んふっ、んふううっ、んふっ、は、ぉぐっ、んじゅうぅ」
 全身を揺らして悶え求める小十郎が、政宗の腰を掴み強く陽根を吸い上げた。
「っ、ふ」
「ぐぶっ、んぐ、んっ、んんっ」
 求められるままに放った政宗の欲を受け止め、零さぬように飲んだ小十郎が、政宗を淫靡な瞳で見上げつつ、名残惜しそうに牡の先を舐める。政宗に見せつけるように牡に舌を絡める小十郎に、政宗は唇を舐めて彼の顎を掴み、噛みつくように唇を押し付けた。
「んふっ、ふ、んぁ、政宗様、ぁ、あっ」
 政宗の手が小十郎の下帯を外し、秘孔を探った。
「は、はぁ、あっ、政宗様の、ぁ、チ○ポを、そこに、っ、いただきたく」
「そこっていうのは、どこだ? 小十郎」
「ひっ」
 ぐり、と政宗の指が小十郎の媚肉を抉る。
「言いなおせ。より具体的に、卑猥に、な」
 政宗の声が小十郎の耳奥を愛撫した。小十郎の骨髄が甘く官能的なものに満たされる。肌を粟立たせた小十郎の唇から、恍惚の息が漏れた。
「ぁ、はい……政宗様のチ○ポを、小十郎のあさましく猥らな孔に……っ、いただきたく」
 小十郎の声が跳ねる。
「思い出して、たまらなくなったか?」
 政宗の舌が小十郎の耳朶に触れ、小十郎は身震いをして頷いた。薄く伏せられた小十郎のまつげが濡れて、はじらうように揺れている。
「どんなことを、思い出した? 教えてくれよ、小十郎」
 政宗の指が小十郎から離れた。ゆっくりと子どもに伝えるように、低くささやく政宗の望むまま、小十郎は彼に縋って口を開く。
「政宗様のチ○ポがこの身に突き刺さり、その熱でかき回していただける愉悦を思いおこし、たまらなくなりました。――っはやく、ぁ、この身にその快楽をお与えください、政宗様」
「I See.  I understood it well」
 褒めるように小十郎の頬に唇を寄せた政宗が、河原に寝転ぶ。
「今度は、鞍の張型じゃなく、この俺に乗れよ。小十郎」
 日が沈み、月光が注ぐ中に浮かぶ政宗の白い肌が艶めいている。ふらりと吸い寄せられた小十郎は、政宗の腰をまたいで彼の陽根を身に沈めた。
「ふ、は、ぁあっ、あ」
「どうだ? 張型と、どっちがいい」
「ふっ、意地の悪い質問を、んっ、ふぅうっ、ぁ、わかりきって、ぁああ」
 会話をするのももどかしく腰を振る小十郎に、政宗がニヤリとして眼帯を外し、小十郎の牡をそれで縛った。
「ひっ、いい」
「あんなに下帯を濡らしたんだ。相当、出したんだろう? 俺にもタップリと出させてくれよ」
「はぅ、あ、はんぅうっ、承知、ぁ、あ」
 小十郎が乱れ、縛られた彼の牡が嬉しげに跳ねる。しっとりと濡れた小十郎の肌が、月光に輝いていた。
「the best scene Really sensual」
 官能に濡れた政宗の息に吸い寄せられるように、小十郎の身が傾く。倒れる前に小十郎の脇を両手で支えた政宗は、親指で尖り震える胸乳の色づきを押しつぶした。
「ふあっ、ぁ、政宗様、まさむ……っ、さまぁ」
「そんなに強請るな」
「ひぁうっ」
 グリグリと胸乳を潰され、小十郎が仰け反る。秘孔が収縮し、いざなわれるままに政宗は果てた。
「んっ」
「ぁはぁああっ」
 奔流に突き上げられた小十郎の牡が膨れ、ギシリと眼帯の紐を軋ませる。痛々しく牡に食い込んだ紐を、政宗がなぞった。
「はんぁあ、あ」
 空に向かって小十郎が啼いた。
「夜はまだ、少し冷えるな。戻ろうぜ、小十郎」
 小十郎を横たえ、政宗は身支度を始める。
「ぁはっ、ぁ、そん、ぁ、政宗様、まだ……俺が出したほどに、貴方様の子種をいただけてはおりません」
 気だるい体をひきずるように、小十郎が身を起こした。
「誰も終わりだなんて言ってねぇだろう? 戻って、たっぷりと楽しむんだよ。夜明けまで、な」
 政宗の左目が淫靡に光り、小十郎が喉を慣らした。
「――は」
「さっさと乗れよ。俺特性の、お前専用の鞍に」
 親指を立てて政宗が指し示した先で、油と政宗の欲で濡れた、小十郎の秘孔に包まれていた鞍の張型が月光を受け輝いている。
「はい。政宗様」
 恍惚と淫靡に彩られた笑みを浮かべ、小十郎が頷いた。

2014/05/26



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